ドイツ人と日本のいろいろなところに行ってみた (7)

早速ですが、「ドイツ人と日本のいろいろなところに行ってみた (6)」の続きを。

翌8月28日(日)の朝の報道番組はどれも高畑淳子さんの記者会見の話題が取り上げられていました。日本語がほとんどわからないロビンさんが、26日のワイドショーでこの会見を見た時、「最初は息子を亡くした母親の会見かと思った」そうで、自分でググって事件の内容を知り、とても驚いたようです。ロビンさんの日本滞在中にはこれ以外にもいろいろな事件や事故、台風等の自然災害が起こったのですが、これらがロビンさんの日本に対するイメージにマイナスを与えたことは否めません。特に埼玉県で16歳の少年が他の少年たちに殺害された事件や、青森の女子中学生がいじめを苦に自殺したというニュースにはショックを受けたようでした。

事件や事故、災害については私はどうすることもできないので、私としてはとにかくロビンさんの日本滞在が楽しく、意味のあるものになるよう努めました。前日に決めたとおり、28日は町田リス園に向かったのですが、その前にランチでお邪魔したのは有名なラーメン屋さん「町田汁場 しおらーめん進化 町田駅前店」。私はこのお店の看板商品が塩ラーメンであることはちゃんと伝えたのですが、ロビンさんは「淡口醤油全部」のせをオーダー。私はもちろん「しお全部のせ」にしました。



しおらーめん、とっても美味しかったです。ロビンさんも醤油ラーメンを存分に堪能したようでした。お店を出て、町田リス園に向かうためにバスに乗車。薬師池停留所で下車し、入場口へ。入場料は大人400円。で、ここの一番の売りは、約200匹のタイワンリスが放し飼いにされている「放し飼い広場」。ひまわりの種(一袋100円)を直接リスにあげることができます。ロビンさんは一袋、私は二袋買ってみたのですが、その日は前日のテレビ放送の影響か、来場者が多かったようで、ほとんどのリスがすでにお腹いっぱいか、こんな感じでお昼寝中。



ちょっとびっくりしたのが、こんな風に大きな陸ガメも広場にいたこと。



元気に動き回っているリスも少しはいて、このリスは何かの実を食べていました。



かわいいけど、しっぽが見えないと別の動物に見えますね。このリスは本当にお腹が空いていたようで、ロビンさんの手からもたくさんひまわりの種を食べていました。リス好きなロビンさんも大満足な様子でした。町田リス園にはその他にモルモットやうさぎが抱っこできる「ふれあい広場」もあります。あと、ぜひここで紹介させていただきたいのがこのリス園の職員さんについて。公式サイトの「私たちの取組み」に詳細が記載されていますが、ここは障がい者自立支援法の就労支援B型施設として障がい者の方々が勤務しているのです。そのことをロビンさんに話すと、園の志に感心していました。

動物を一通り見た後はギフトショップへ。いろいろなグッズが売られていましたが、ロビンさんは動物の写真の絵葉書、私は町田リス園のマスコットキャラクター(!?)のリスのぬいぐるみを購入。かわいいでしょう？



町田リス園を出ると、道の向かい側にある薬師池公園へ。ここ、想像以上に広くて素敵な場所で、ピクニックにぴったりの公園！ お昼はお弁当を持ってきてここで食べればよかったと思ったほど。



江戸時代の古民家もあるので、外国人にも興味を持ってもらえると思います。町田リス園に行く際にはぜひ薬師池公園にも立ち寄ることをオススメします！

それでは今回の「日本国内で外国人旅行者と行動する際のTips」を。

1. 町田リス園はリスたちがお腹を空かせていそうな午前中に行った方が良いかも。
2. 町田リス園に行くなら、薬師池公園にも行こう！ ピクニックにもオススメ！

それでは今日はこの辺で。続きはまた後日。