お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

2冊の図鑑

2016年08月18日 | 日記
 今日、鹿児島大学総合研究博物館から大きな封筒が届く。心当たりは無く何だろうかと封を切ると図鑑が2冊入っている。ひとつは「南九州頴娃の海水魚」という図鑑。もうひとつは「鹿児島市の川魚図鑑」である。南九州の図鑑は発行から時間が少し経っており、その存在は知っていたが、鹿児島市の図鑑はその存在どころか製作していた事すら知らなかった。「南九州頴娃の海水魚」は黒バックの標本写真で統一されていて、とても見易い図鑑である。場所的にうちから近いので魚種的には同じような感じだろうと思っていたが、見てみると結構こちらでは未確認の魚種が多々あり、太平洋側と東シナ海側の違いを痛感させられ、やはり太平洋側の方が黒潮の影響を直接受け、面白そうである。「鹿児島市の川魚図鑑」は川魚図鑑ではあるが、パラパラっと捲った感じでは海水魚が多く目に付き、そこに淡水魚が混ざった感じである。鹿児島市には距離のある大きな川は無く、どうしても鹿児島市と括ってしまうと魚種では汽水域の魚が中心となってしまうのだろう。子供向けに作られたらしく、解説を読むと所々に子供達に向けたメッセージ的な言葉が目に付く。この図鑑の著者を存じているのだが、このような解説を書くような感じの人ではないので、著者を想像しながら解説を読むとそのギャップが面白く、ついつい全て読み切ってしまう。このような2冊の図鑑を見ると、自分の所の魚もまとめて図鑑にしたいという思いが募って来る。
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