お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

イタチザメ

2014年08月27日 | 市場
 今日は定置網漁を終え、市場に水揚げに行くとイタチザメが水揚げされている。イタチザメが水揚げされているのは久し振りである。更にイタチザメとしては小さいサイズである。普段定置網でイタチザメが獲れると暴れる為、頭部に包丁を入れるのだが、この個体は小さい為か包丁での傷は無く綺麗である。標本用にと悩むが確保しても対応できるかわからないので結局は諦める。





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逃がした獲物は・・・ ホンニベ

2014年08月23日 | 市場
今日は定置網漁を終え帰港し活魚の水揚げに行くとまたカスリハタが揚がっている。カスリハタは前回揚がっていた個体を標本用に確保している。ハタという事で高値の為今回はあっさりと確保するのは諦める。

水揚げ終了後、市場内を散策すると大きなニベが揚がっている。遠目から見てその大きなサイズからオオニベだろうと思っていたが、近くへ行き見るとオオニベとはどこか容姿が違う。また、吻端が何だか不自然で顔付きがニベの仲間のように見えず、奇形のようである。体付きがオオニベと比べると細い感じであり別種を疑う。標本用に確保しようか悩むがこの大きなサイズを確保するにはそのまま大学へ持ち込まなければならない。でもこの個体は奇形みたいであるし今日は所用もあり大学へ走ることはできないので確保するのを諦め、写真だけ撮る。家に帰り写真から同定するとホンニベが一番近い感じである。ホンニベをネットで検索すると国内産の画像があまり見つからない。奇形ではあったが一応は確保しておけば良かったかと後悔する。だが、確保したらしたで対応できただろうかと思うと諦めがつく。

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素潜り採集

2014年08月20日 | 採集
 今日は仕事が早く終わったので素潜り採集に行く。今回の場所はサンゴ礁が広がる場所である。今回も船で使っているデジカメを持ち込み水中撮影にもチャレンジする。


潜って最初に目に留まったのがモンツキハギである。採集する為にアタックするがもう少しというところでかわされてしまう。結局採集ならず。


その次に見つけたというか見つけてしまったのがカンムリベラの若魚である。カンムリベラはこの場所に潜ると必ず見つけるのであるが、いまだに採集に至っていない。カンムリベラなどベラの仲間は動きが素早いものが多く、採集は難しい。いつもアタックするが体力と時間を消耗するだけである。今回も見つけてしまったので採集にチャレンジする。何度もアタックするが結局はいつものように体力と時間を使っただけである。逃げて姿を消してくれれば直ぐに諦めるのだが、同じ場所からなかなか動かず諦めがつかないのである。


その後、初めて見たと思われる魚を見つける。水中で見た感じベラのようでありブダイのようであり何だかわからない。こちらは採集する事が出来る。後で調べるとニシキブダイの幼魚のようである。こちらは初採集となる。


今回はそのほかチョウチョウウオ類を数種にイソギンポの仲間などを採集する。


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テングチョウチョウウオ

2014年08月16日 | 定置網
 今日は定置網で久し振りにテングチョウチョウウオが獲れる。早い段階で見つけられたので傷付く事無く綺麗な状態で生かして確保できる。テングチョウチョウウオはチョウチョウウオ類の中では稀種扱いである。素潜りすれば定置網の周りではたくさんのチョウチョウウオ類が確認できるが、定置網に入網する種は少ない。そんな中、定置網で混獲されるチョウチョウウオ類としてはテングチョウチョウウオは稀ではない。生息数は少ないものの定置網にこれだけ入網するという事は何か要因があるのだろうか。
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初?イトヒラアジ幼魚

2014年08月12日 | 定置網
 今日は水揚げしていると漁協の職員の方に珍しい魚があり標本用に取ってあると教えてもらう。見せてもらうとイトヒラアジの幼魚である。聞くと漁協の自営定置網で獲れたものらしい。実は最初私はこの魚はテンジクアジの幼魚かと思っていた。今までにテンジクアジの幼魚は何度か獲れていて写真も撮り知っていた。だが、今回この個体を頂いた時、テンジクアジとイトヒラアジの成魚は似ているが、幼魚ではどうなんだろうと疑問に思う。イトヒラアジの幼魚をネットで検索するとこの個体と同じような画像を見つける。という事は幼魚時も似ているとなる。ひょっとしてと思い、この個体を調べると背鰭軟条数からイトヒラアジとなる。今までに撮ったテンジクアジの幼魚の写真と比べると確かに違う事がわかる。今までオレンジ色のこの手の幼魚はテンジクアジと思い込んでいた。これでイトヒラアジ、テンジクアジの幼魚の違いがわかった。


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