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お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

大きなヨスジヒメジ

2025年02月28日 | 定置網
 今日は定置網漁を終え、市場で選別作業をしているとヒメジ科の魚を発見。体側にオレンジ色の縦帯が確認出来、おやっと思い尾鰭を見ると上葉にのみゼブラ模様があるのでヨスジヒメジである。ヨスジヒメジは稀種ではあるがここでは今までに何度も確認されており、魚ボラの標本用にも何個体か確保している。今回の個体は沖では見つけることが出来なかったからか多くの魚に揉まれて鱗がほとんど剥げており状態が非常に悪い。ヨスジヒメジは今までにまだ食べた事がないので標本用には状態が悪いこの機会に食べてみようかとも思う。だが、ヒメジ科の魚で特別ヨスジヒメジだけが味が違うとも思えず、味は何となく想像がつく感じである。どうしようかと迷ったが今回の個体は今まで確保した中では1番大きな個体である。という事で状態は悪いがこの個体も魚ボラの標本用に確保する事にする。
ヨスジヒメジ
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嬉しい初入網 スミツキカノコ

2025年02月06日 | 定置網
 毎日時化続きで今週は月曜日から3日連続で出漁出来ないでいる。今朝も待機していたものの結局風は止まず出漁出来ず。明日、明後日も海上は時化予報であり1週間漁が出来ない模様である。という事で今晩風が止む時間帯があるので夜に出漁となる。時化続きだった為、何か面白い魚がいないか期待するものの、夜の出漁な為暗く、沖では魚をあまり見れずに帰港。市場で選別作業をしていると小さいが見覚えのある魚を発見。スミツキカノコの幼魚である。スミツキカノコは以前にお隣の定置網で獲れたことがあり標本用に確保している(ブログ2008 12.17)。調べるともう17年も前である。珍しい魚ではないものの、イットウダイ科の魚は定置網にはあまり入らないからか、それからはここでは全く出会う事がなかった。今年は年が明けてから面白い魚に出会えずブログネタが見つからない状況で焦っていたのだが、ネタが見つかったうえうちの定置網では嬉しい初入網となるのでホッとした感じである。前回の個体は成魚であったが今回の個体は幼魚・若魚サイズである。魚ボラの標本用に確保する。
スミツキカノコ

クロオビエビス幼魚

シッポウフグ

コンゴウフグ幼魚
スミツキカノコ 

クロオビマツカサ
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嬉しいクリスマスプレゼント クボアジ

2024年12月20日 | 定置網
 今日は定置網漁で操業中、網の端に丸い魚が引っ掛かっているのを発見。体型から今よく入るリュウキュウヨロイアジだと思う。忙しいが折角だからとタモ網で掬い採る。すると黒い腹鰭が目に付く。この体型に黒い腹鰭という事で直感でクボアジではないかと思い、同時に鳥肌も立つくらいゾクゾク感を味わう。クボアジはうちの定置網では初入網である。ここでは初確認で標本初確保となり、少し早いが嬉しいクリスマスプレゼントとなる。クボアジは魚ボラが始まる以前から探していた魚である。まだネットも普及していない時代で調べる術は図鑑のみであった。初版の検索図鑑を使って調べていたが黒くて長い腹鰭の特徴が目立って記載されており、分布域も南日本ということで普通に獲れても不思議ではないアジ科の魚というイメージであった。そしてサイズは小さいがその特徴の黒くて長い腹鰭に丸い体型のアジ科の魚を見つけクボアジだと思い込んでいた。ところがその魚は幼魚であり、定置網漁で成長していく過程を見て行くにつれリュウキュウヨロイアジの幼魚である事がわかり、誤同定であったことに気付く。ネットも普及し魚ボラも始まりクボアジが国内では稀少種である事がわかる。だが、同じく国内では稀少種の同じアジ科のマテアジは何個体も見つかっている。ここはアジ科に強いイメージなのでそのうち見つかるだろうと考えていた。それからも探していたが見つからず自分の中では幻の魚となっていた。更に各地で報告はされているものの、2年前魚ボラの学生OBが報告した鎌倉市から得られたクボアジの論文を見ると、各地で報告されているものの中にも私と同じでリュウキュウヨロイアジの幼魚の誤同定のものがあるとの事。なので、国内における標本に基くクボアジの確認された個体数は非常に少ないものと思われる。直ぐに大学へ標本を持ち込もうと思うが今日は夜に出席しなければならない集まりがある。でも、大学へ走っても間に合いそうなので魚ボラの先生に連絡を取る。ところが電話は繋がらず、今日持ち込むのを諦め冷凍保存し機会を見て持ち込む事にする。
 
網の隅に引っ掛かっている魚を発見

クボアジ



写真上クボアジ、写真下リュウキュウヨロイアジ

尾鰭下葉が痛んでおりちょっと残念

特徴の黒くて長い腹鰭



腹鰭が黒くて長い昔クボアジと思っていたリュウキュウヨロイアジ幼魚
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遂にうちにも イトヒキヒイラギ属初入網

2024年12月03日 | 定置網
 先月お隣の定置網でイトヒキヒイラギ属の魚が獲れ、魚ボラの標本用に頂いた(ブログ2024 11.21)。2年前も同じくお隣の定置網から得られていた(ブログ2022 11.24)のでうちの定置網にも来ないのだろうかと毎日目を光らせていた。そして満を持して今朝の定置網漁でイトヒキヒイラギ属の魚を見つける。勿論、うちの定置網では初入網である。イトヒキヒイラギ属の魚は同定が自分では難しく、今回の個体がお隣の定置網で得られた個体と同種かどうかはわからない。だが、撮った写真を見比べる限りでは体側の黄色の斑紋や尾鰭後縁が黄色味を帯びているなどから同種の様に見える。でも、前回の個体は臀鰭第2棘が伸長していたのだが今回の個体は短い。折れてしまった可能性が高いが定かではない。魚ボラの学生も精査するには固定してからでないとわからないような事も言っていたくらい見た目だけではわからないのでいつもの様にあとは魚ボラに任せることにする。
イトヒキヒイラギ属


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イトヒキヒイラギ属の魚を標本登録

2024年11月21日 | 定置網
 今日は定置網漁操業後、市場で水揚げを終えるとお隣の定置網の人からまた大きめのヒイラギが獲れて冷蔵庫に入れてあると言われる。冷蔵庫に取りに行くと何とイトヒキヒイラギ属の魚である。イトヒキヒイラギ属の魚はここでは2年前に初めて同じ定置網の方から頂き標本登録した魚である(ブログ2022 11.24)(ブログ2022 11.25)。当時は普通にイトヒキヒイラギであったが、昨年の11月に国内で確認されていたイトヒキヒイラギが4種に分かれたのである。2年前の個体もまだどの種に当てはまるのか確認されていないみたいでもあるし、今回の個体も前回の個体と同種かわからないし、どの種になるのかもわからない。という事で一応綺麗な状態の標本写真も撮っておきたいし、この前のテングハコフグ(ブログ2024 11.11)もまだ活かして置いているので大学へ持ち込むことにする。大学へ行くといつもの研究室はまだ工事中。今回も学生を乗せてお隣教育学部の仮の研究室まで行き、標本登録してもらう。展鰭する前にどの種になるのか同定してもらうが、数人の学生が標本を手に取り細かい所を文献見ながら調べている。箇所によっては固定しないと正確に調べられないみたいでもある。自分では今後も同定する事は出来ないだろうと思うレベルである。最後まで見届けたかったがこちらの教育学部は門が閉まる時間が早く、車が出られなくなってしまうので後は学生に任せて帰宅となる。
*2025年4月に国内2例目のワモンイトヒキヒイラギと報告されました。
イトヒキヒイラギ属


工事もあと少しかな

仮の研究室

イトヒキヒイラギ属

この前のテングハコフグ
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続くテングハコフグ

2024年11月11日 | 定置網
 今日は定置網漁を終え市場での水揚げが終わるとお隣の定置網の人が来て、標本用にくれる魚を船に活かしているとの事。船に見に行くと大きめのテングハコフグが泳いでいる。実はテングハコフグはこの個体で3個体目。先月の終わりと今月の初めに別の定置網で得られたテングハコフグを既に頂いており3週連続となる。テングハコフグはここでは珍しいフグではあるが今までに何度か獲れており、水族館に搬出したこともある(ブログ2013 10.28)。だが、それ以来は見なくなり今回は11年振りのご対面であった。それが3週連続となるとは驚きである。3週連続ではあるが各個体はサイズがそれぞれ違い、テングハコフグの特徴でもある前方に突出する吻部が徐々に大きくなっており、成長過程がわかる感じとなっている。今回頂いた個体は生きているので魚ボラに持ち込むまで生きた状態で置いておくことにする。
テングハコフグ

10月終りに頂いた個体

10月終りに頂いた個体

11月初めに頂いた個体

11月初めに頂いた個体

今回の個体

今回の個体
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大きめのヨロイアジ

2024年11月08日 | 定置網
 今日は定置網漁で魚を掬っていると大きめのヒラアジ類を発見。一瞬見た事のない種と思いワクワクしながら手に取る。だが、よく見れば大きなヨロイアジである。ヨロイアジはここ最近よく見るようになり、年々個体数も増えて来ている。今回の個体は今まで獲れた中でも最大級である。帰港し測ると1キロを超えていた。このサイズは初めてなので魚ボラの標本用に確保したいところではあったが値段も高そうだしうちの会社でも欲しそうだったので標本確保はあっさりと諦める。今後もこのサイズの個体が増えて来そうな感じがするので今後に期待したい。
ヨロイアジ


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イトヒキサギ

2024年10月24日 | 定置網
 昨日は時化で定置網漁は操業出来なかったので今日は期待して出漁。するとヘダイが大漁で氷が足りなく市場へ取りに行った程である。時化た事で面白い魚も期待していたが、そちらは見つけることが出来ず終了。ところがお隣の定置網の人が標本用にと魚を持って来る。見るとホソイトヒキサギである。もっと体高のあるヤマトイトヒキサギは良く見るもののホソイトヒキサギはここでは非常に珍しく、うちの網では今までに3個体しか獲れた事がない。有難く標本用に頂く。このホソイトヒキサギは国内では意外と珍しいみたいでネットで検索しても画像はあまり見つからない。ところが珍しいにもかかわらず何故か今まで獲れているのにブログで紹介していなかったのである。ようやく今回紹介出来るものの、いざブログを書こうとしても魚ボラの標本用に確保したという事ぐらいしかエピソードが思いつかない。ブログネタとして書く事がなく今まで紹介しなかったのだろうか。という事で今回もこれにて終了。
イトヒキサギ
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ツチノコの様な短いタツウミヘビ属

2024年09月25日 | 定置網
 今日は定置網漁で網を絞って行くと目の前にウミヘビ科の魚が泳いで来る。見た目にタツウミヘビ属と思われる。今までに何度も定置網に入っていたのだが長くて大きな為、家で冷凍保存するのも魚ボラで標本処理するのも大変そうなので1個体だけ確保してあとは見送り確保して来なかった。なので最近は標本を集める為に探していたところである。という事で確保する為直ぐにタモ網で掬おうとする。だが、長さと力がありタモ網に入れても直ぐに出てしまう。勢いで何とかデッキ上に上げて確保する。漁を終え帰港し改めて確保した標本を見ると今まで見て来た個体とは明らかに長さが短く、何だかツチノコの様に見えてしまう。家に帰り今までのタツウミヘビ属(ブログ2022 1.15)の写真を見るとやはり今回の個体は明らかに頭長に対して体長が短い。そうなると今までの種とは別種の疑いもある。ただでさえ苦手なウミヘビ科である。直ぐに大学へ持ち込んだ方がいいのか悩み、ちょっとヒントが欲しくて旧ツイッターに投稿する。すると有難いことに信頼するウナギ目の研究者の方からコメントが入り、日本未記録種の可能性もあるが標本数が少なく国内種との比較がまだ不十分でわからないとの事である。判明するには時間が掛かりそうであるが数多く標本を登録しておく必要があるので大学へ持ち込もうと思い魚ボラの先生に連絡する。すると携帯は繋がったものの学生共々調査で海外にいるとの事である。という事で今から急いで大学へ走ることはなくなり、冷凍保存し機会を見て大学へ持ち込み標本登録することとなる。
タツウミヘビ属









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気になるマルヒラアジ確保

2024年09月16日 | 定置網
 今日は定置網漁で魚を漁獲していると顔つきが違う感じのマルヒラアジを発見。マルヒラアジは頭部背縁が直線的であるのだが、近年頭部背縁が凹む個体が現れ(ブログ2022 1.21)、その特徴が強く現れた個体だろうかと思い、その場ではスルーする。だが、漁を終え帰港し、市場への水揚げ時にもう一度よく見るとやはり気になる。ひょっとして国内未記録種の可能性も考えられ、後悔したくないので調べてみる為に一応標本用に確保する。家に帰りホルマリンを使わず展鰭し、写真を撮り検索図鑑やネットで調べる。だが、形態的には頭部背縁の形状以外はマルヒラアジとなる。結局自分で調べた限りでは海外産にも似たような種は見つからず、この個体はマルヒラアジの奇形と判断する。魚ボラの標本用に確保しているので後は魚ボラ任せとする。
マルヒラアジ?


写真下が普通のマルヒラアジ


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厄介で大きなマダラエイだけど

2024年09月04日 | 定置網
 台風10号が猛威を振るい、昨日ようやく揚げた定置網を入れ終え期待の今朝。定置網漁を操業するとシイラや小さめのカンパチ、ヘダイなどが入り乱れている。その中に大きなエイがいるのが見える。サイズからマダラエイかウシエイだろうと思い、サイズが大きいのでクレーンを使わないと上がらなさそうなので厄介だなと思う。上がって来たエイを見るとまだら模様が見えマダラエイの様である。見ると1個体だけではないみたい。魚を掬うのに邪魔になるので先にクレーンで引っ掛けデッキ上に揚げる。その後も魚を掬っているとまたマダラエイが邪魔をしてクレーンを使い揚げる。マダラエイを取り揚げても取り揚げても次から次へと魚の中から湧いて来るかのように出て来るではないか。一体何個体網の中にいるのだろうか。結局大きなマダラエイは8個体も入網していた。デッキ上に揚げたメス個体から胎児が出て来る。3個体出て来たのでこちらは標本用に確保する。マダラエイはたまに定置網に入網するのだが、いつもサイズが大きく標本用に確保出来ないでいたのだが、昨年ようやく確保している(ブログ2023 4.27)。あれだけマダラエイの標本確保に苦労したのに今回はあっさりと3個体も確保してしまう。今回は胎児な為サイズが小さく自宅で冷凍保存となり、直ぐに大学へ走らないで済む。
大きなマダラエイが入網

マダラエイの胎児が出て来て確保



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忘れていたシロフチトビウオ

2024年08月10日 | 定置網
 今日は定置網漁で網を絞ると水面をアヤトビウオが水玉模様の胸鰭を広げて逃げ回っている。その中にサイズが少し小さく胸鰭の模様の違う個体を発見。直ぐに掬い取り確保する。家に持ち帰り検索図鑑などで調べるとシロフチトビウオとなる。シロフチトビウオはあまり聞き慣れない魚種名だなと思い、ここの海域では初記録ではないかと思う。ところが調べると7年前に当時の魚ボラの学生がうちの定置網で獲れた個体を鹿児島県本土初記録として報告しており、私も第二著者として名を連ねているではないか。完全に忘れてしまっており情けなく思う。確かにこの胸鰭の模様は特徴があり、以前に撮影したことを思い出して写真を探すと見つかる。本当に最近よく思うが歳を重ね物忘れが酷くなったことを痛感する。以前なら魚を見ればここで獲れたことがある、未確認というのは直ぐにわかり、更にどこで獲れたのかも覚えていたが、最近はここでの記録があるのか無いのかはまだわかるものの、何時どこで獲れたのかまでは思い出せなく、うちの定置網での初入網でさえその場ではわからず調べなければならなかったりする。なので新たな発見も見過ごしてしまわないか今後も本当に心配である。
シロフチトビウオ

シロフチトビウオの胸鰭


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ゴミかと思ったらカエルアンコウ科幼魚

2024年07月02日 | 定置網
 今日は定置網漁を終え、帰港して市場でオキヒイラギの選別作業となる。ヒイラギ科の別種を探しつつ混ざっているヒメヒイラギやキタマクラなどの雑魚、ゴミなどを取り除いて行く。何気なく目に付いた小さな白いゴミを取り除こうと手に取る。するとゴミではなく魚ではないか。見た感じカエルアンコウ科の魚である事はわかるがとても小さく細かい所までは良く見えないのだがぱっと見普通のカエルアンコウではないと思う。だが、種まではわからない。カエルアンコウ科の魚は体色の変異が非常に多く、体色だけからでは種同定は出来ないのだが、体色が白いので一度地元で見てみたいクマドリカエルアンコウだったら嬉しいと思いながら魚ボラの標本用に確保する。家に帰り簡単に展鰭して写真を撮り、パソコンで拡大して見る。展鰭時にエスカは確認出来なかった。更に軟条数も数えらず、オオモンカエルアンコウかイロカエルアンコウとなりクマドリカエルアンコウではなくちょっと残念。両種とも標本は確保しているのでちょっと残念であるが初めて見るタイプであるので良しとする。
カエルアンコウ科幼魚


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ヨロイアジ雄個体

2024年06月24日 | 定置網
 今日は定置網漁で大きめのヨロイアジが入網。大きいからかいつもとどこか雰囲気が違う感じがする。よく見ると背鰭軟条・臀鰭軟条の中央部が糸状に伸びているではないか。リュウキュウヨロイアジでは大きめの雄個体で同じように軟条が糸状に伸びた個体(ブログ2014 10.28)は何度も見ているがヨロイアジでは今回が初めてである。一応、検索図鑑を見るとヨロイアジもリュウキュウヨロイアジの様に軟条が糸状に伸びている図が載っているのでそのうち見ることが出来るだろうと思っていた。実際に見ることが出来て感動してしまう。だが、魚ボラの標本用に確保したいところではあったのだが今回は会社の方で必要という事で確保するのは諦める。でも、ヨロイアジは毎年増えて来ており、またそのうち獲れると思われるので次回見つけた時に確保しようと思う。今回は写真にだけ収める。
ヨロイアジ雄個体




背鰭軟条中央部が糸状に伸びている

臀鰭軟条
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今度はコバンヒイラギ現る

2024年06月03日 | 定置網
 コロナ感染から何とか立ち直り、今日から仕事復帰。今日の定置網漁でまたキビレヒイラギが1個体入網。私が休んでいた数日間も獲れていたかもしれないが、ある程度標本は確保出来ているので意外と残念な気持ちでもない。するとお隣の定置網でもまたオキヒイラギの中から大きめの個体を2個体見つけたと教えてもらう。またホソウケグチヒイラギなのかなと思いながら貰いに冷蔵庫へ行くとやはりホソウケグチヒイラギである。だが、2個体共ではなくもう1個体はコバンヒイラギであった。やはり思った通り2個体共キビレヒイラギではない。お隣の定置網では今までにキビレヒイラギは獲れていないのだろうか。うちの定置網とお隣の定置網で入るオキヒイラギは一緒なのに混ざる魚種が別れているのが何とも面白い。今後もこの動向を見て行きたい。
うちの定置網ではキビレヒイラギ

お隣の定置網ではまたホソウケグチヒイラギ

お隣の定置網でコバンヒイラギ

写真:左上オキヒイラギ 右上ヒメヒイラギ
真ん中キビレヒイラギ
左下ホソウケグチヒイラギ 右下コバンヒイラギ
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