お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

今年は多いぞニザダイ

2019年05月25日 | 採集
 先週は散々な天候での夜間採集となったが、今週も懲りずにいつもの港へ。今日は風もなく、海中が良く見え採集日和である。魚を探すと早速小さな魚を見つけ採集。見るとニザダイの幼魚である。その後も順調に魚を発見し採集するも、どれもニザダイの幼魚ばかりである。今年は定置網でのニザダイの漁獲は目立って多いわけではないが、見つかる魚、魚はみなニザダイの幼魚ばかりである。来年あたりは定置網でのニザダイの漁獲が増えるのだろうか。


ニザダイ幼魚


こちらもニザダイ幼魚

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夜間採集

2019年05月18日 | 採集
 今日は時化で定置網漁の操業は出来ず。更に雨となる。今日は土曜日であるが、雨が降っているので夜間採集は行わない予定であったが、風は強いものの幸い雨は止む。という事で港へと向かう。港に着くと思った以上に強い風が吹いている。この風でなにか面白い魚の幼魚でも流れついていないかと散策。すると何か幼魚を見つけ、タモ網で掬いあげる。採集した魚を見ようとタモ網の中を覗こうとした瞬間、突風のような強風が吹き、網は裏返り、中の魚もどこか遠くへ吹っ飛んで行ってしまう。この状況では採集は無理と判断し、撤収となる。
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初確認 ヒトスジタマガシラ

2019年05月15日 | 市場
 今日は定置網漁の水揚げ作業を終え、市場に揚がっている魚をサッと確認すると、ここではまだ見たことのない魚を発見する。見た感じで何とかタマガシラというのは直ぐにわかる。標本用に確保したいところではあるが、もうすぐ入札が始まるので漁協職員も忙しく、とても頼める状況ではない。また、自分も直ぐに沖作業へと行かなければならない。これは成魚であるが、確か幼魚は採集して確保していたような気がして、今回はあっさりと諦め、写真にだけ収める。仕事を終え、帰宅しこの魚を調べるとヒトスジタマガシラとわかる。確保済みの幼魚を見てみるとヒトスジではなくフタスジタマガシラにヒメタマガシラでありヒトスジタマガシラはまだここでは未確認の魚である事がわかる。ヒトスジタマガシラについて調べてみると、本土では珍しいみたいではあるが、お隣の宮崎でも既に見つかっているらしい。標本用に確保できなかったので本来なら非常に悔しいのだが、そのうちまた見つけることが出来そうな感じがあり、それほど悔しい感じがしない。それでも県本土初記録という事で報告くらいは出来ただろう。


ヒトスジタマガシラ
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令和初素潜り採集

2019年05月11日 | 採集
 今日は令和に改元後初の素潜り採集へと行く。陸上ではもう夏ではないかと思う程暑い日が続いているので、海の中も期待しながら採集に挑む。海に入るとまだ海水温は低く、見回すとまだ冬のような風景。魚を探し散策するも魚種もまだ少なくめぼしい魚が見つからない。そのような状況の中、唯一採集したいと思う魚を発見。イトヒキベラである。イトヒキベラが婚姻色を発し、青く輝くラインが入りとても綺麗である。その綺麗な状態を標本写真に収めたく、採集に挑む。婚姻色を発しているイトヒキベラを見つけては採集しようと追いかけるが、何故か直ぐに視界から消えてしまう。そこまで素早い訳ではないのだが、毎回見失ってしまう。何回かするうちに確実に網に追い込むがそこにも姿はなく、普通のイトヒキベラがいるだけである。これはひょっとしてこの青い婚姻色は発したり消えたりするのではないだろうか。婚姻色と言うと繁殖シーズンに雄が雌の目を引く為、綺麗に変身するのだが、このイトヒキベラに関しては危険を感じると鮮やかな色は消して身を守るのだろうか。これでは婚姻色を発した状態での標本写真を撮ることは無理であり、その後の採集は諦め終了となる。







婚姻色を発しているイトヒキベラ 




採集したイトヒキベラ
     
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令和初漁

2019年05月06日 | 定置網
 5月となり、平成から令和へと改元。今日は令和改元後の初漁でした。長いゴールデンウィーク明けで更に帰省した事もあり、気分的には正月明けの初漁のような感覚である。今年もというより、令和でも面白い魚達に巡り合えるようにと願う。令和初漁の漁模様は大きなサバ主体にアカカマス、トビウオ、マダイなどの水揚げとなる。






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観音崎自然博物館

2019年05月03日 | 日記
 5月のゴールデンウィークに突然帰省することになる。今回は私一人での帰省である為、自由に行動できる。所用は1日で済む予定なので、予定のない自由な日が数日あり、以前から行こうと思っていた横須賀の観音崎自然博物館へ行こうと決める。三浦半島はとても好きな場所であり、以前に東京に住んでいた時はよく海や川に通っていた。その頃から休日は渋滞するイメージであり、今回のゴールデンウィークとなればとんでもないことになりそうな予感である。だが、今日は1日時間があるので渋滞覚悟で開館時間内に着けばよしとし観音崎へと向かう。行ってみると意外と道は混んでなく、昼前には到着し、すんなりと駐車場にも止めることが出来る。今回来て驚いたのが、この周辺に良さそうな磯が沢山あった事である。三浦半島の東側は開発が盛んに行われ、磯や砂浜のイメージは全くなく、三浦半島へ行く時はいつも相模湾側の西側にのみ通っていた。今回、この観音崎自然博物館に来たのは、ここの職員の方に会う事が最大の目的である。入館し、直ぐにその方と会う。初めてお会いする方であるが、FBで何年もやり取りしている仲であり、初めて感は全くなく、館内をあちこちと案内してもらう。この観音崎自然博物館は地元の自然などを重点的に展示されており、その展示もとても充実したものとなっている。一番興奮したのがダルマザメの標本展示である。ダルマザメはマグロ類にその齧った痕跡がよく見つかるが、そのダルマザメ自体を目にする事が無く、今回初めて標本を拝むことが出来た。その方も仕事中という事である程度案内してもらってお別れとなる。お魚談義をもっとしたかったが仕事中に訪れたので致し方ない。その後もゆっくりと館内を隅から隅まで見学し終了。別れを惜しみつつ館を後にする。その後は懐かしい三崎口や西側の漁港など渋滞の中見て回り帰る。

予想外に渋滞なく順調に到着



観音崎自然博物館







アイドルのダンゴウオ




感動したダルマザメの標本



ネズミザメの胎児の標本



帰りは大渋滞
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