お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

初確認の遊泳性ハゼ

2021年09月21日 | 日記
 今日は貝の注文が入っているので素潜りで貝採りに行く。今年は頼まれた貝がどこも少ない。今日は時間も無いので確実に量を確保できるテトラポッドを狙う。テトラポッドには魚も付いているが採集出来る環境ではないので、採集道具は準備せず貝採りに集中できる場所である。珍しい魚もいる恐れもあるのでカメラのみ持参。順調に貝を採って行くと眼が青く光る小さな魚の群れを発見。近くに寄り、見ると体は青く遊泳性ハゼの仲間のようである。この魚はここの海域では初めて見る魚である。採集して種を確認したいが採集道具も無く、採集できる場所でもない。更に体も細いので網目から抜けてしまう恐れもある。種だけは確認したいのでカメラで撮ろうとするが、魚のサイズが小さく良く動き回りピントが合わない。ピントが合わないので1枚でも同定できる写真が撮れればと何度もシャッターを切る。その後は再び貝採りを続ける。ここのテトラポッドは堤防に沿って150m程あるのだが、このハゼが群れていたのはこの1カ所だけであった。家に帰り撮った写真で同定しようとするがハゼ図鑑を見てもクロユリハゼ属であることはわかるが種まではわからない。まだサイズが小さく幼魚と思われるので、もう少し成長しないとわからないのだろうか。考えられるのはこの近辺にダテハゼなど共生ハゼの巣穴にいるハナハゼである。まだ幼魚なので群れており、成長すると単独やペアになり砂地に移動するのだろうか。採集出来る場所に移動し、もう少し成長してもらわないと手が出ない。
後日、FBでイトマンクロユリハゼと教えて頂きました。ありがとうございました。













ナンヨウツバメウオ幼魚
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