お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

講演会に深海魚試食

2020年10月15日 | 日記
 今日は市の水産振興対策協議会の会議があり、私もそのメンバーで参加する。事前に出欠確認の連絡があり、その時に研修会で私も微力ながら協力している鹿児島大学水産学部のO先生の講演があると聞き、それからはこの日を楽しみにしていた。会場に到着すると同時にO先生も学生を引き連れ登場。直ぐに駆け寄り、会場入りする前からお話。そして会議後、魚食普及に関する研修会と言う事で、楽しみにしていたO先生による講演会。「雑魚を宝物にするために」と題して講演が行われる。鹿児島は海の幸に恵まれた土地であり、お魚大国である。ところがみんなが想う県のイメージは畜産農業大国である。漁師として身につまされる思いで講演を聞く。講演後は深海魚料理の試食会である。私も乗船させてもらっている深海エビ漁で混獲される魚介類を使った料理である。普段は沖で捨てられてしまう深海魚であるが、食べてみればとても美味しい魚介類である。油で揚げたり、フライ、煮付け、南蛮漬けなどの深海魚料理がたくさん出て来る。全て試食したが美味しいものばかりであった。元々深海魚は脂があり、私もエビ船に乗船した時は標本用の他に自分で食べるようにも魚を確保している。普通に美味しい魚達ばかりであるので、沖で捨てられてしまうのが勿体ない気がする。最近はO先生の魚食普及活動のおかげで鹿児島中央市場にも今までは捨てられていた深海魚が徐々にではあるが並ぶようになって来ている。私もO先生に協力していると文の最初で書いているが、本当は我々漁業生産者が水産業の為にO先生に協力してもらっているのである。これからも先生の要望には全力で応え、鹿児島をお魚大国として自慢できる県にしたい。


鹿児島大学水産学部O先生による講演




深海エビ漁に混獲される魚介類







深海魚を使った料理の数々
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