上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

熊本健康友の会総会・・・・コロナ禍、いのちと健康を守る取り組み頑張る1年に

2021-06-19 18:05:24 | 住民とともに
6月19日、熊本健康友の会の定期総会が開かれました。
昨年は、新型コロナの影響で総会開催は見送りでのスタートになりましたが、今年は初めてのオンライン総会開催となりました。
この1年間、収まらない新型コロナ禍の中で、健康友の会の活動も、いろんな制限がありました。それでも、知恵を絞り、会員さんや地域のみなさんの不安に応えられるような活動を考え、取り組んできました。
新型コロナで、地域の暮らしや健康にもさまざまな影響があり、日々の暮らしは厳しくなり、格差と貧困も広がっています。しかも、そんな時に、政府は高齢者の医療費負担を2倍に引き上げる法律を強行しました。しかも、感染を拡大させ、医療をますますひっ迫させるようなオリンピック開催を強行し、1万人もの観客を容認しています。国の対応には、地域から声を上げていかなければならないと思います。
総会では、地域の班やサークル活動の内容が楽しく紹介され、元気をいただきました。
この1年間取り組んできた、電話による会員訪問や、高齢者へのお弁当宅配、生活困窮者への相談・支援活動は、コロナが収束していくまで引き続き取り組んで行きたい活動です。
健康友の会の活動が、新型コロナをのりこえていく地域の大切な力となっていくよう、会員のみなさんと力を合わせていきたいと思います。

  
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一般質問報告その7・・・世界かんがい施設遺産「渡鹿堰」、認知度を高め、歴史的・教育的財産としての十分な活用を

2021-06-19 13:21:23 | 熊本市議会
今回の一般質問では、熊本市内でただ一つ「世界遺産」という冠を持つ「世界かんがい施設遺産・渡鹿用水群」の問題を取り上げました。

2018年8月に、「白川流域かんがい用水群」が世界かんがい施設遺産に登録されました。世界かんがい施設遺産とは、国際かんがい排水委員会が、建設から100年以上経過し、かんがい農業の発展に貢献し、卓越した技術で建設されているなど、歴史的・技術的・社会的にも価値のある施設が登録されています。その白川かんがい用水群の一つが熊本市内にある渡鹿用水群で、中でも「渡鹿堰」は白川最大級の堰として注目すべきものです。2020年3月現在、世界に91カ所が登録され、世界的にも貴重で、本市唯一の世界遺産登録施設として価値の高いものです。来年4月には、アジア太平洋地域の首脳級や国際機関代表などが集い水に関する諸問題を議論する「第4回アジア・太平洋水サミット」が熊本市で開催されます。水の施設である世界かんがい遺産を広く市民の財産としてスポットを当てるチャンスです。
質問では、2点を市長に質しました。
第1に、「白川流域かんがい用水群」が本市唯一の世界遺産施設として、流域農業や地下水涵養等に果たしてきた役割を明らかにするため、「アジア・太平洋水サミット」で、世界かんがい遺産に関する展示スペース設置やシンポジウム開催などができないか。
第2に、世界遺産にふさわしい位置づけを市として行い、教育的にも活用できるよう、モニュメントや説明版・休憩所やトイレなどを整備し、広く市民に親しんでもらいたい。

市長は、
「2022年4月開催の第4回アジア・太平洋水サミットのプレイベントとして『世界かんがい施設遺産サミット㏌Kumamotǒ」を開催し、かんがい施設遺産の持続的な保全・活用に向けた機運を高めていく」
「渡鹿堰周辺の整備については、国土交通省や住民のみなさまと相談しながら、休憩所やトイレなどの整備についても地元の要望を国交種へ伝える。本市でも、白川流域かんがい用水群全体を紹介する説明版設置を予定しており、リーフレット作成やSNSを活用した情報発信と併せ、広く世界かんがい施設遺産の認知度向上に努めてまいる」
と答弁しました。

私も、地域のみなさんと協力しながら、世界かんがい施設遺産が、市内で唯一の世界遺産と名のついたかけがえのない施設として、その認知度が高まり、歴史的・教育的財産として十分活用されるよう取り組んでいきたいと思います。




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一般質問報告その6・・・新型コロナ禍、政令市で一番高い国民健康保険料の負担軽減を!

2021-06-18 11:58:16 | 熊本市議会
一般質問報告その6は、「国民健康保険」です。
保険料の負担軽減や資格証明書廃止など、4点を質問しました。

新型コロナ禍、今こそ政令市で一番高い国民健康保険料の負担軽減を!
 第1に、国は、来年度から未就学児の国民健康保険料の均等割額を半減しますが、そもそも収入のない子どもに人頭割の保険料を求めることが問題であり、子どもの均等割は廃止すべきです。世界的には、フランス・ドイツなどが、日本と同じく医療を社会保険で運用していますが、人頭割の保険料制度の国はほとんどありません。人頭割保険料のあるオランダでも、18歳以下の子どもは国が保険料を負担しています。また、子育て負担は、未就学児より年齢の高い子どもが大きいので、国の均等割額軽減の趣旨を踏まえるなら、未就学児に限らずすべての子どもへと均等割軽減を広げ、市独自に前倒しで実施すべきです。
 第2に、新型コロナ減免も国の財源措置で継続しました。しかし、今回の減免は、収入減の所得対比を、コロナ前の所得ではなく、昨年所得と比較します。加入者の所得は昨年すでに大きく落ち込んでいます。さらなる3割の収入減は、事業者ならば廃業倒産に至る状況です。コロナの減収で苦しむ人が対象となるよう、今回の減免も収入はコロナ前と比べるべきです。
 第3に、国保加入者の8割近くは所得200万円以下で、圧倒的多数が低所得者です。長期コロナ禍、多くの市民が困窮する今こそ、政令市で一番高い保保険料は軽減すべきです。市長のもと、大幅に減額された一般会計繰入を増やし、保険料引き下げを実施すべきです。
 第4に、名古屋市は、昨年9月に「国保料の長期滞納者に対する措置事務処理要領」を一部改正し、11月以降、コロナ感染症に関わらず、資格証明書を廃止しました。病院で医療費が全額自己負担となる資格証明書は、受診抑制による重症化など招くなど、命に関わります。現在は熊本市も、コロナ禍で資格証明書はやめ、短期証交付ですが、保険証1枚で誰もがいつでも病院に行くことを保障する国民皆保険制度の趣旨に則るならば、本市でも資格証明書は、きっぱり廃止すべきです。

いずれの質問にも、前向きな答弁ではありませんでしたが、資格証明書については、コロナ禍では発行中止を続けていくようです。
大型ハコモノや中心市街地の開発には、湯水のように税金をつぎ込みながら、大西市長になって、国民健康保険会計への赤字解消分の繰り入れを大幅に減額し(前市長時年間20億円以上が、今は4億円程度です)、保険料を繰り返し引き上げてきた市長の姿勢は問われます。
引き続き、市民のみなさんと一緒になって、国民皆保険制度としての役割が果たせるよう、保険料引き下げ・制度の改善に取り組んでいきたいと思います。
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一般質問報告その5・・・新型コロナ禍に苦しむ事業者への独自支援拡充を

2021-06-17 13:07:29 | 熊本市議会
一般質問報告のその5は、「新型コロナ禍の事業者への支援」です。

財政調整基金も使い、事業者への独自支援、抜本拡充が必要
1年以上続く新型コロナの長期感染拡大で、地域事業者の暮らしや生業は深刻さを増しています。本市のこの間の事業者支援は、緊急事態宣言やまん延防止措置に基づくものが多く、長期間の自粛呼びかけによる恒常的な売り上げ減に対する支援が極めて少ないのが実状です。国の持続化給付金再支給も求められますが、今こそ住民に一番身近な自治体として市が事業者に寄り添い、手厚い独自支援を行うことが必要です。県下の宇土市では、売上が40%減少した事業者に40万円、25%以上40万円未満の減少で30万円、県の事業継承・雇用支援一時金事業を受けた事業者へ30万円の給付金を支給し、さらに農林漁業でも、同等の減収補てんを行います。
 コロナ封じ込めには、ワクチンの安全・迅速な接種、大規模検査、十分な補償と生活支援の3つの対策強化ですが、一番遅れているのが、減収補てんとくらしへの支援です。熊本市の事業者支援は、休業や時短要請に伴うものがほとんどです。国の持続化給付金のように、落ち込んだ事業者すべてを対象にした減収補てんこそ、事業継続には必要です。宇土市の独自支援は、コロナによる減収に幅広く対応し、県の支援にも上乗せするもので、この発想が熊本市にはありません。予算は、事業者支援、農林業者支援、合わせて1億4000万円です。宇土市は、標準財政規模が熊本市の22分の1以下です。熊本市ならば、30億円以上を幅広い減収補てんに使っていることになります。
 一般質問では、事業継続への支援として、熊本市でも、事業者への支援に農林漁業も含めた宇土市のような新型コロナによる減収への幅広い市の独自支援の実施を求めました。
 市長は、積極的に取り組む答弁はしませんでしたが、新型コロナは、不測の事態、いわば災害です。こんなときこそ国頼みでなく、財政調整基金が独自財源として活用し、積極的な独自の支援を行うべきです。しかし、熊本市は、災害時に活用すべき財政調整基金は5年間で約60億円減り、現在高は40億円です。標準財政規模に対する比率で、県下45市町村の中で44位です。2020年度末見通しでは、さらに減って37億円の見込みです。これでは災害時に必要な財政出動はできません。熊本市は、財政調整基金から新型コロナ対策へ11億円支出していますが、県下の自治体は、人口比で何倍もの基金を活用しています。熊本地震もありましたが、市長がすすめた再開発やハコモノへの投資のツケが、新型コロナへの必要な対応を阻んでいます。市長の財政運用が問われています。
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墨田の花火

2021-06-16 12:43:11 | 花だより
6月も半ば、梅雨らしいお天気の毎日です。
全国的には、かなりの大雨に見舞われている地域もあり、災害が発生しないようにと願うばかりです。
最近では、季節が早く移り変わり、雨の中、紫陽花も終わろうとしています。
庭の隅に咲いていた「墨田の花火」を事務所にも飾りました。
梅雨明けは、まだまだ先ですが、庭は夏の花々に移り変わっていくようです。
新型コロナや熱中症など、体調に気を付けてお過ごしください。


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