
被爆80年の夏、高校生の「原爆の絵」が語り継ぐ被曝の実相
広島・長崎での原爆投下から80年目の8月、広島の高校生が描いた「原爆の絵」の展覧会が各地で開かれ、被爆の実相を世代を超えて語り継ぐ大切な役割を果たしています。
熊本市内でも数ヶ所で開かれ、さまざまな方が足を運ばれています。
私も、熊本市中央区出水ふれあい通りにあるカフェレストラン・みなみのかぜの展覧会に行きました。
国連NGO・新日本婦人の会の主催で、たくさんの絵が展示されていました。
描いた高校生のコメントや被爆体験を語った被爆者の言葉が添えられた絵から、とりわけそれぞれの思いが伝わって来ました。
歳を重ねられた被爆者の語りを繰り返し聞きながら、被爆の実相を胸に刻み作画に取り組む高校生と、向き合われる被爆者の方々の姿が浮かんできます。
高齢となり、被爆体験を直接伝えることがむずしくなってこられた被爆者の方々の体験を、途切れることなく次世代へと語り継いでいくことが重要となっており、広島の高校生による「原爆の絵」は大切な役割を果たしています。
ひとりでも多くの方々に見ていただき、被爆の実相を胸に刻んでほしいと思います。
みなみのかぜでの展示会は、8月15日までです。
15日午後2時からは、高木百合香弁護士と改憲発議阻止デモの金森典子さんによる「憲法おしゃべりカフェ」も開かれます。
ぜひ、お出かけになってください。



