守りたい熊本の地下水・・・「PFAS汚染」について学ぶ
「熊本市のPFAS汚染 検査結果からわかること、そして対策は?」
5月24日、県民交流会館パレアで「熊本の環境を考える会」主催のPFAS汚染についての学習会が開かれました。
「熊本市のPFAS汚染 検査結果からわかること、そして対策は?」と題し、京都大学大学院医学研究科准教授の原田浩二先生がお話しされました。
原田先生は、日本中の水質調査を続けられている、PFAS研究の第1人者です。
泡消火剤などに使われてきたPFOS、フッ素樹脂製造時に使用されてきたPFOAなどのPFASは、アメリカの3M社によって1940年代に開発されました。
しかし3M社は2000年に、2002年までにPFOS・PFOAを自主的に廃止することを発表しました。
PFASによる深刻な地下水や土壌の汚染が続き、健康被害も心配されていますが、PFOS・PFOA以外のPFASは、依然として使用が続けられています。
PFASは、分解しにくく、水に溶けやすい性質を持っており、土壌の中をゆっくりと進み、地下水をじわじわと流れていきます。PFASによる汚染は、全国の問題です。
熊本では、井芹川とその周辺での汚染が、国の指針値を超えています。
菊陽町に誘致された半導体工場・JASM熊本工場の本格稼働後は、使用した排水が処理される北部浄化センターの放流口がある坪井川の下流で、JASMで使用されるPFBS・PFBAの値が高くなり、県の環境モニタリング委員会は「工場稼働との因果関係が認められる」と指摘しました。しかし、熊本県は認めません。
世界的には、PFASの規制が次第に厳しくなっています。
日本には明確な基準がありませんが、来年からは現在の暫定目標値が基準値へと格上げされるようです。
欧米に倣い、日本も規制を厳しくすべきです。
水俣病の教訓に、今こそ学ぶべき時です。
PFAS汚染の問題について、もっと多くの人に知ってもらわなければなりません。
学習の機会をつくり、地下水を守ろう!の声を広げていきましょう。
市民団体による「県の地下水保全条例改正を求める」署名運動も行われています。
地下水を枯渇・汚染から守るという点での連帯の輪を広げていかなければなりません。

「熊本市のPFAS汚染 検査結果からわかること、そして対策は?」
5月24日、県民交流会館パレアで「熊本の環境を考える会」主催のPFAS汚染についての学習会が開かれました。
「熊本市のPFAS汚染 検査結果からわかること、そして対策は?」と題し、京都大学大学院医学研究科准教授の原田浩二先生がお話しされました。
原田先生は、日本中の水質調査を続けられている、PFAS研究の第1人者です。
泡消火剤などに使われてきたPFOS、フッ素樹脂製造時に使用されてきたPFOAなどのPFASは、アメリカの3M社によって1940年代に開発されました。
しかし3M社は2000年に、2002年までにPFOS・PFOAを自主的に廃止することを発表しました。
PFASによる深刻な地下水や土壌の汚染が続き、健康被害も心配されていますが、PFOS・PFOA以外のPFASは、依然として使用が続けられています。
PFASは、分解しにくく、水に溶けやすい性質を持っており、土壌の中をゆっくりと進み、地下水をじわじわと流れていきます。PFASによる汚染は、全国の問題です。
熊本では、井芹川とその周辺での汚染が、国の指針値を超えています。
菊陽町に誘致された半導体工場・JASM熊本工場の本格稼働後は、使用した排水が処理される北部浄化センターの放流口がある坪井川の下流で、JASMで使用されるPFBS・PFBAの値が高くなり、県の環境モニタリング委員会は「工場稼働との因果関係が認められる」と指摘しました。しかし、熊本県は認めません。
世界的には、PFASの規制が次第に厳しくなっています。
日本には明確な基準がありませんが、来年からは現在の暫定目標値が基準値へと格上げされるようです。
欧米に倣い、日本も規制を厳しくすべきです。
水俣病の教訓に、今こそ学ぶべき時です。
PFAS汚染の問題について、もっと多くの人に知ってもらわなければなりません。
学習の機会をつくり、地下水を守ろう!の声を広げていきましょう。
市民団体による「県の地下水保全条例改正を求める」署名運動も行われています。
地下水を枯渇・汚染から守るという点での連帯の輪を広げていかなければなりません。
