オットは
朝、昼、夕、寝る前とたくさんの薬を飲みますが
最近薬を前にして、苦痛の表情…
まいどまいど飲まねばならぬ、ということが辛いらしい。
病院でどこがどうあると申し上げるたびに薬は増えます。
「鼻水が出ます」「血圧が…」すぐ2錠。
ですから、先生にオットが何か訴えるたびに私はハラハラ…
薬を前に考え込むオットに言います。
「薬を飲んで生き延びているんだから…止めてもいいけど…?」
そういうと頑張って飲みます。
「もう飲まないよ、どうでもいい…」と言い出しそうで怖い…
ほんとにそう言ったらどうしよう。
終末医療の本人の意思確認をしておかなくては。
オットは死にたくない人間だと思っています。
どうあっても治療を続けて欲しいんだろうと思っています。
しかし、実際にその場にならなければ
分からない事ってあるでしょう。
健康体とは違う不満を述べつつも、今は食欲もあるし、
そう手を煩わせていないし、頭の働きも悪くないので
薬を素直に飲んで、もうちょっと楽しみましょう。
薬をスイスイ飲める薬ってないの??
その通りですね。
診察時、症状の変化を言えばお医者様は
すぐ薬を出されます。便秘気味だと言うと
2種類の薬が出されて言わなければ良かったと
後悔しました。自分自身の身体じゃないので
困れば相談しますが、その細かい状況を聞かず
薬を出されるのがどうも納得しかねます。
夫は認知症にもなっているので私が報告をするのです。お医者様への信頼が薄れて来ました。
現代医療の現実でしょうね。
もし、カルメンさんとこみたいに介護の必要なところで、目の前に大津波が来たらどうするのだろうと思うと、体が震えます。
マッチ箱の様に見える乗用車が波にもまれていましたが、あの中にはきっとまだ人がいたと思います。胸が痛みます。