初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

フリージア

2009年03月22日 11時43分19秒 | 明け暮れ
ウチでは仏様の花は菊とは限りません。
洋花が多いかも知れません。

パーッとした花が好きなので…

今はフリージアです。

洋花の名前はすぐ忘れます。
聞いて直ぐに…

このフリージアの名はは忘れられません。


思い起こせば、約60年前(古ッ)
6年生の時、学芸会でお芝居を
やろうという事になりました。

終戦後2年目なので、教科書も満足にない時代
脚本の参考になりそうな本もなく
やっと見つけた「裏町フリージア」というシナリオ。

まぁいいかなと、先生に相談したら
先生は笑って「フリージアって花知ってるね」と
言われ、「僕が脚本を書くからそれにしなさい」
ということで「マッチ売りの少女」を
書いてくださいました。

ナマイキな私は、子どもっぽい「マッチ…」より
「裏町フリージア」に未練がありましたが
言われるとおりフリージアなんて
見たこと聞いたこともある訳も無く…


それはそれで、「マッチ売りの少女」は
大喝采で終わりました。

飢えと寒さで凍えながら
売り物のマッチの火を次々と灯しながら
暖炉やご馳走を幻想のなかで夢見ながら、
大好きなおばあさんのもとへ
旅立っていく可哀想な少女…

かわいい哀れな美少女は



そう…私でした~~~



そんな訳で忘れられない花なのです。
いい匂いですし…