初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

・昔の嫁

2007年01月08日 12時08分54秒 | 社会や私の日々のこと
ヒマだからか大昔がしきりに思い出されます。
それも、ばばさんがらみ…

うちのばばさんに限らず、今も昔も「嫁・姑」問題は
山ほどありました。

今は別居が当たり前ですが、昔は同居しかありません。
特に長男の嫁は災難のようなもの…
それに姑が常に上であり、嫁は下女なみです。
庭に下りるのに、下駄がないと
「おはっどん、私の下駄がなかバナ」と
見つけさせて揃えさせるのです。

おかしなもので、当時はそれらを、何の抵抗もなく
当たり前として見ていました。
「おはっどん」の心根まで、察することもなく…

嫁が対等に似た形であるためには、
『里』の後ろ盾が必要であり、持参金であるとか、
日ごろの付け届けが、大きくモノを言いました。
うるさいばばぁの口を黙らせるのは、金でした。

里の親が裕福であれば、それは可能でしたが。
嫁に行った娘にまで、そうそう出来るものではありませんし。

孫が出来れば、節句だ、七五三だと全部里の親の出費でした。
貧弱なものだと、のちのちまでイヤミを言われねばなりません。

昔はおおらかであったと思われるかも知れませんが
女の目が社会を見ていなかった分、内にこもった
陰湿な部分がありました。

タマにうちの母のように、元気良く誰にでも突っかかる嫁は
別格の人種として、処理されるのでした。
(というのは、いじめらる嫁ではないと尊敬される?)

そんなことを思うと、今は女の天国ですなー
え?昔が間違いで今が当たり前ー

えぇ、分かっていますけど…