初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

・火鉢の時代

2007年01月06日 12時19分08秒 | 社会や私の日々のこと
お正月の食材も底を突いてきたので、
久しぶりの買いものをしました。

スズキのあらのお吸い物が、
うまかった~、うしまけた~
(久しぶり…これは母譲りのクラシック・ギャグ)

「自分が年取ったことを、何で感じますか?」
と、問われたら私の場合こう答えます。

「数日、家から出なくても、平気になりました」と。
ほんと鶴屋へ行かなくても、街の賑わいを見なくてもヘーキです。
家にいて、時間が流れてもアセリや退屈がない…
PCやテレビがないと、こりゃまた困るんだろうなー

昔々、子どもだった頃、うちのおじいさんやおばあさんは
暖房も火鉢しかないところの居間で、綿入れに着膨れて
じーっとしとりましたなー
人が来るとニコニコ話がはずんだのは、嬉しかったから
だろうなー
あの人たちに、テレビを観させてやりたかったなー

おじいさんは、新聞を隅から隅まで、時間をかけて
読んでいましたなー
おばあさんは「字」を読めたんだろうか。
新聞など読んでいるところ、見たことなかったし、
書いているところも知らない…
お寺参りだけは楽しそうに、行っていました。

嫁の伯母さんを「おはっどん、おはっどん」(おはるさんのこと)
と、呼びつけて文句を言ってたし。

そういえば、おばあさんの『鉄漿』(おはぐろ)も知っています。
戦争以前だったと思うけど。

と、現おばあさんの回顧は留まることなく、
ダラダラと続くのでした。