真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

黒い手帖 より「かつては金のかからない宗教の代名詞」

2011-06-26 17:06:08 | 「黒い手帖」紹介

黒い手帖 創価学会「日本占領計画」の全記録 黒い手帖 創価学会「日本占領計画」の全記録
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2009-02-27

第四章 カルト化する「池田教」より

「かつては金のかからない宗教の代名詞」

 確かに創価学会は、ギャール報告が定義したセクト(カルト)の条件のいくつかにあてはまりそうだ。うち②⑤あたりは確実だし、場合によっては⑥や⑧や⑨、⑩などにもあてはまるかもしれない。順に見ていこう。

注:②法外な金銭要求
  ⑤子供を勧誘し、教化する
  ⑥大なり小なり反社会的な教えを説く
  ⑧裁判沙汰の多さ
  ⑨目的遂行のための財産確保を伝統的な経済活動から逸脱した方法で行う
  ⑩公権力への浸透を企てる

 ②の「法外な金銭要求」。私が入会した頃の創価学会は、おカネにはむしろ、恬淡としていて、おカネのかからない宗教だった。戸田城聖第二代会長は、おカネのないのが創価学会の自慢だ」といい、「我が宗は賽銭箱など置いてない。他の教団はおカネにまつわるトラブルが絶えない」と金権体質にまみれた他の新興宗教を公然と批判していて、おカネが一銭もかからない宗教でありながら現世利益がもたらされるというのか、創価学会だった。
 戸田氏が、一九五七(昭和三二)年三月本部幹部会で、次のように幹部を戒めたという記録も残っている。

「宗教でカネ儲けするぐらい簡単なことはないのだぜ。お賽銭を上げろというのだよ。インチキ宗教のやり方は、功徳をもらうには元手がいる、だからカネを出して神を拝めば、倍にも三倍にもなって出てくるから出せ、出せというのだよ。そういうことをして信者を騙してカネを取る。
 このくらい、世の中に簡単なことはない。やりたければやってもよいが、必ず地獄へ行くからやってみたまえ。それがいかんというのが、私の精神なのだ。
 そうすると困ったことが一つあるのだ。仏教のうえからいって日蓮大聖人様の御書を読んでもはっきりするし、釈迦の学説を聞いてもはっきりするが、『お布施を出せ』ということがある。大聖人様は、お布施は出せとおっしゃらない。
 しかし、法華経の行者を供養した者には功徳があるとおっしゃっている。そうすると、出さねばならないような気持ちが出てくる。どうだね。これが邪宗教の起こるもとになってくる。悪いことをするやつは、この原理だけ使うのだ。日蓮大聖人様でない者が、大聖人様のような顔をしてカネを集めるから邪宗教だろう」

~中略~

 日常の活動にかかる費用にしても裕福な人が払えばいいという鷹揚な考え方で、貧しい人に寄付を強要するようなことはなかった。だからこそ、創価学会は庶民の宗教、弱者の宗教として発展していったのだ。

…「宗門との訣別で始まった狂乱財務」に続く。

矢野絢也元公明党委員長の著書「黒い手帖」にも、「池田大作の品格」と同様にフランスでのセクト(カルト)指定について触れられています。

今回からは、「黒い手帖」バージョンを記事にしていきたいと思います。こちらの方がより詳しく書かれています。比較するのも面白いかも。

さて、戸田氏は「倍にも三倍にもなって出てくる」と仰っていますが、学会はそれどころではない。「三桁で五倍、四桁で七倍になって返ってくる」らしいですから。

戸田氏の発言というのは、今見ると現在の創価学会の有様を厳然と批判しているような内容が多いです。

しかしそんなことはお構いなしなのがバリバリの学会員さんたちです。

以前に少し紹介した「認知的不協和の理論」も手伝って、ご自分の中で見事に回避&消化されます。

「戸田会長が今も生きていたら、池田先生と同じことをしたはずだ」。「時代が変わったから」。「戸田会長が池田先生を選んだのだから間違っていない」等々…。

ひどいのになると、「学会は今も貧乏だ」とか「学会員に金銭を要求することはない」とか「財務は心の問題」とか。正気か?と疑いたくなるような言葉も見かけないわけではありません。

話は変わりまして、反学会で有名な月刊誌「Forum21」にて、「白バラ通信 パンドラの箱」管理人である希望さんこと、髙倉良一さんのことが紹介されています。

2011年5月 特集/国立大学教授が創価学会を提訴―問われる創価学会の人権侵害体質(Forum21より)

まだ見ていない方は、どうぞ一度ご覧ください。

これを機に、多くの方に知っていただきたいものです。


8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すずさんへ (クロ)
2011-07-03 13:27:00
すずさんへ

こんにちは。コメントありがとうございます。


>お金を言われるままに三桁以上出してたら、私は行き着くところホームレスになっていたでしょう。

三桁以上を言われたということですね。「アホか!(関東ではバカじゃない!?)」とつっこんでやりましょう。
しかし言ってくる方もノルマが課せられて必死なんでしょうけどね。
そういう在り方がおかしいのだと、どうして渦中にいると気付かなくなってしまうんでしょうね。

すずさんは要領悪いと仰ってますが、正直で心根の素直な方なのだと思います。
だから創価から離れることができているんですよ。
そのお心を大事にされることが一番だと思います。
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kanさんへ (クロ)
2011-07-03 13:22:10
kanさんへ

>池田教は「金!」・「金!」・「金!」・・・
>そればかりですねぇ~^^;。

金が目的ではなく、権力が目的なのでしょうね。
名誉に金をつぎ込むのも、その一環かもしれません。
とはいえ、「金と権力を手にした者が最後に求めるのが名誉」とも言いますけどね。
学会をうまく使えば本物の名誉は簡単に手に入るでしょうに、金で買うところがなんとも…残念ですが。


>いえ、世間的な霊感商法よりもっとたちが悪い!
>狡猾で汚いです!

本当に私もそう思います。
以前一度「アンタッチャブル」というテレビドラマが学会に類似点があるとして記事にしました。
そこで寄付を募る方法として、高額寄付をすれば表彰状が送られ仲間同士で褒め合い優越感を持たせて、寄付しないという発想ができないような状態に仕向けていきます。
学会の財務と同じです。学会も、高額財務をすれば名誉会長と会食の機会が与えられたり、「ダイヤモンド会員」とかいう妙な肩書きが与えられたりしていましたね。
「真心の財務」と謳っておきながら、効率的に徴収する手法がとられているのは如何なものか。
これが宗教団体を騙った営利団体でなくて何なのかと思います。


>さらには、自分の胸にある夢の奴隷になり、自分の夢のために心地よい活動や労働で日々を過ごすほうが、はるかにましです。

これはステキですね。
でも…思うのですが、この「夢」を持っていない(見つけられない)人が多いんでしょうね、学会には。
もしそんな叶えたい夢を持っていたら、学会なんかで信仰に費やす労力はないと思います。
たまに信心のおかげて夢が叶った!みたいなことがありますが、これって信心ありきの夢だったのだと思います。
あるいはご本人の努力や周りの人の助けを無視して、信心のおかげにするという、悲しいすり替えの賜物かと。

ほんと、自分を一番大事にして愛さないとね。でないと他のものをも大事にできないです。
逆に本当に本当に大事にしたいものができたら、自分をも疎かにはできなくなります。
熱心な学会員さんたちが自分の命、子供や家族の命よりも信心(ご本尊・先生)を大事にしているということは、本当にそれを愛して大事に思っているということではなくなっているのだと思います。
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希望さんへ (クロ)
2011-07-03 13:01:41
希望さんへ

たまたま「Forum21」のサイトを見ましたら「白い日記」事件のことがあったので、こちらでも紹介してみました。
微力ながら、拡散の役に立てればと思います。

いつも応援しておりますので、こちらこそどうぞよろしくお願いします。
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ミルキーさんへ (クロ)
2011-07-03 12:58:20
ミルキーさんへ

柏原ヤスさんのこの絶叫指導、私も以前聞いたことがあります!
常軌を逸しているし、音声だけですが聴衆がこれを聞きながら明るく笑っているんですよね。
それが「え~~っ!?」って感じでした。集団心理ですね、まさに。


>お金で解決できる問題なら惜しみなく散財します。

これは本当ですね。各地に建てられる会館なんかもそうですね。
人が減っていると現場の声が大きくなっている中、どんだけハコモノを作る気か。
裁判沙汰での出費なら、実質的な裁判費用だけでなく裏で動いている金も大きそうですしね。月刊ペンの時と言い。


>身内から裏切り者が出ないようにと職員に退職金として三千万円も払うなどということもありえないことです。

退職金、三千万ですか。どんだけ仕事してるんでしょうね~w
運ちゃんのところで度々話題に出ますが、職員貴族というものは凄いようです。
以前公開されていた長者番付にも名誉会長をはじめ、会長・副会長の名前が連なっていますからね。
この職員貴族の高待遇というのは、「金を握らせて黙らせる」というやつなんでしょうね。
そしてそのための財務…。悲しくなってきますね。
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こんばんは。 (すず)
2011-07-02 22:55:27
こんばんは。
お金を言われるままに三桁以上出してたら、私は行き着くところホームレスになっていたでしょう。
自分で要領よく世の中をうまく渡っていくのが下手なため。
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池田教は「金!」・「金!」・「金!」・・・ (kan)
2011-06-30 00:17:49
池田教は「金!」・「金!」・「金!」・・・
そればかりですねぇ~^^;。
なんでこうも変わったのか??
いや、元々そういう体質だったのでしょうね。


「おいおい、戸田さんよ。
 アンタ、あの世で酒飲んでる場合じゃないぜ!
 アンタがさっさと池田を切らないから、ほら見ろよ!
 この状態、この会員さん達の騙され続けた状態!
 奪われ続ける人生・・・責任取らんかい!ボケ!!」
そんなふうに呟いてしまいそうです。
まあ、飲んでると時々呟きますが。。。

「この壷を買えば幸せになれますよ^^」
「この表札を買えば運がつきますよ^^」
俗に言う霊感商法。


「聖教新聞をとれば福運がつきますよ」
「財務をすれば功徳がありますよ」
「公明党に投票すれば功徳がありますよ。
 だって法戦ですから!仏の戦いですよ」
壷と同じです!100%霊感商法ですね!

いえ、世間的な霊感商法よりもっとたちが悪い!
狡猾で汚いです!
その「壷」を何度も続けて買わせる。
一生涯買わせ続けています。
そして、その組織から抜けられないよう狡猾な「脅し」で封じ込めます。
「罰があたるよ・・・功徳を消すよ・・・福運を消すよ」そう言って組織から抜けれないように縛ります。

生きてりゃ、当然いい事も悲しい事もあります。
それを、「そら見ろ!罰が出た!現象が出だ!」と騒ぎたて、人の自然の心情や気持ちを封じ込めます。
創価学会の活動家はまるで精神病患者です。


幸せになるには、そう思わないことです。
幸せになりたい!
それは、今そうじゃない気持ちの裏返しです。
その気持ちは、またそう思わせる出来事に繋がっていきます。

幸せになりたい!
なら、今・何かしらの幸せを見つければいいだけです。
そして、それに微笑めばそれでOK!です^^。
それらに感謝すればそれでOK!です。♪

幸せになりたいなら、今・ささやかな何かの幸せを感じればそれで幸せは向上します。
それを教えるのが、本当の信仰です。
この内容は以前にコメントで書かせて戴きましたが、ボク自身とても大切な人生のポイントだと思いますので、再度書かせて戴きました。

宗教を利用した商売はとても儲かります。
何はなくても「幸せ」という言葉でその言葉の餌で、人は騙されタダ働きを喜んで行い、人は苦労してもお金を工面して寄付するのです。

洗脳・・・マインドコントロール・・・依存・・・
それらを巧みに操れば人はロボットになります。
簡単に奴隷になるのです。


どうせ奴隷になるなら、SM倶楽部の女王様の奴隷のほうがはるかにましです。(個人的嗜好によりますが^^;)
或いは、惚れた女の奴隷になるほうがはるかにましです。
さらには、自分の胸にある夢の奴隷になり、自分の夢のために心地よい活動や労働で日々を過ごすほうが、はるかにましです。

大切な人生。
どうせ時間を使うなら、自分のために使いなさい!
どうせお金を使うなら、自分のために使いなさい!
どうせ依存するなら、自分の無限の可能性に依存しなさい!
自分を一番大事にして、自分を一番愛しなさい!

あなたが幸せになった分・あなたが夢を叶えた分・周囲にはそのおすそ分けがいくものです。
人を幸せにしたいなら、先ずあなたが幸せになりなさい。
あなたが不幸なら、周囲に幸せのおすそ分けはできないのです。


今のボクなら、そう言ってあげますね。
決して宗教団体に縁してはならない!
まあ、好みなので、縁してもいいが・・・でも、購入や寄付を要求するなら、個人崇拝を叫ぶなら間違いなくそれは邪道だ!
すぐに縁を切りなさい!
あなたの幸せが遠ざかる。。。
そう断言すると思います。
返信する
クロ様 (希望)
2011-06-27 22:33:14
クロ様

 私のブログ「白バラ通信 パンドラの箱」に関する記事をご紹介頂き、誠にありがとうございます。

 栄光の未来が到来する時まで、お互いに頑張り抜きましょう。

 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
返信する
この記事を読ませて頂き、すぐ思いついたのは、柏... (ミルキー)
2011-06-27 05:11:46
この記事を読ませて頂き、すぐ思いついたのは、柏原ヤスさんの三桁の広布基金を要求する指導です。
「世界広布には、お金がかかる!いるんです!だから、出せ!!!つーのッ! 出せッ!出せッ!!・・出せ!!!ねーッ」
肉声もインターネットにアップされています。http://www.toride.org/aud_kashiwabara/kashiwabara.htm

会員からお金を集めることに血道をあげている池田氏は、金の亡者であるが守銭奴ではないようです。お金で解決できる問題なら惜しみなく散財します。有り余るお金を栄誉賞の獲得に使い、大手新聞の宣伝費に使い、学会職員の離反防止に使っています。そして、多くの裁判費用の出費もあります。宗教団体の長としてのプライドがあれば、栄誉賞などには見向きもせず、身内から裏切り者が出ないようにと職員に退職金として三千万円も払うなどということもありえないことです。呆れることを通り越して、哀れを感じます。これらのお金はもちろん会員の懐から出されているのです。
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