あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

「虎に翼」のよねさんって成瀬あかりっぽい?『成瀬は信じた道をいく』『夜明けのすべて』も

2024-05-21 | book

少し前に読み終えた、瀬尾まいこ作『夜明けのすべて』。


フツーにおもしろかった(やっぱり瀬尾まいこさん、好きだ)。

何かすごいことが起こるわけでも、恋愛ものでも、感涙する話でもないが。人はそれぞれ色んなもの(ここでは病気)や思いを抱えて生きているんだな~と、どこか救われたような気持ちになれる。

PMS(月経前症候群)に悩む28歳の藤沢さんが働いている会社に、パニック障害で大手企業から転職してきた25歳の山添くんが入社してくる。社内で起こるあれやこれやで2人の距離が縮まる...? いや、そんな単純な話ではないけれど。(以下、割愛します)

本書は映画化された。映画はみていないが、藤沢さんを上白石萌音が、山添くんを松村北斗が演じた(朝ドラ「カムカムエヴリバディ」のコンビ)。それを知ってて読み始めたもんだから、ずっと2人をイメージ、思い浮かべながら読んでいた。それはそれで楽しかった〜 ぜひいつか映画もみてみたい。(早くテレビでやってくんないかな)

***

おつぎは、


成瀬あかりが主人公のシリーズ第2弾、『成瀬は信じた道をいく』も期待通りおもしろかった。
5つの物語のうち、特に好きだったのは、成瀬あかりの父が主人公の「成瀬慶彦の憂鬱」。慶彦といえば、元広島カープの高橋慶彦じゃん。作家さん、ファンだったのかな? (いや、そんなお歳ではないはず)

成瀬がバイトしているスーパーのクレーマー・呉間言実が登場する「やめたいクレーマー」もよかった。

じつは最近朝ドラ「虎に翼」をみるたび、成瀬あかりを思い出す。というのも、朝ドラに出ている男装の”よねさん”(土居志央梨)の口調が成瀬あかりそっくりなのだ。そのまま成瀬シリーズの映像化で成瀬あかりを違和感なく演じられるんじゃ? なんて考えてしまった。でも成瀬シリーズの表紙に書かれた成瀬はお目目ぱっちりだし、よねさんとはちょっと違うかも。

 

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