綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

■綾瀬市の学童保育を良くしたい!~綾瀬市学童保育連絡協議会総会に参加して

2013年05月21日 | 綾瀬情報いろいろ

5月19日午後は、綾瀬市学童保育連絡協議会の総会でした。私はたんけんクラブの2期~4期(約20年前)の父母会長を経験したこともあり、学童保育の改善に一貫して取り組んできました。公設化目指してがんばるとあいさつさせていただきました。
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 20年近く前、私も綾瀬市学童保育連絡協議会のメンバーとして携わっていましたが、役員となられている父母の意識の高さがそのまま伝わっていてうれしくなりました。
 
 さて、綾瀬市の学童は、いまだに民設民営で父母会の運営という形が主流です。 
 こうした劣悪な環境のままでいるのは、市のトップ(市長・副市長)などが、この問題の重大性を認識できないためだと思います。
 2008(平成20)年3月議会での市議会でのやり取りを思い出します。

 当時の古塩教育長の答弁で、「本市における学童クラブにつきましては、上田議員のお話にもございましたとおり、昭和55年に民設民営により設置され、現在では9施設すべてが民設民営により実施されております。運営につきましては、各学童保育クラブの父母会が主体となって実施をしていただいており、27年もの長きにわたり、今日まで円滑な運営に御尽力されていることにつきましては心より敬意を表する次第でございます。また、今後におきましても、学童保育クラブの運営につきましては、私どもといたしましては民営で実施していただきたいと考えているところでございます。」と言われたのです。

 それに対し、私は「
先程、教育長の御答弁の中に、父母会が円滑な運営に御尽力されていることに敬意を表するというような文言があったと思いますけれども、とても円滑な運営ができているとは言えないのではないかと私は思っています。苦労に苦労を重ねながら、長年にわたり市が行うべき事業を代わりにやってくださいましたことに敬意を表しますというのなら分かるんですけれども・・・」と述べ、父母の苦労への無理解を嘆きました。

 あらためて読み返し、市は、学童保育に責任を負っているという自覚が希薄なんだと思いました。
 しかし、学童保育をめぐる国の法律が変わりました(※追記参照)。 
 これが「吉」となるのか、「凶」となるのか、草の根の運動が必要です。

 ところで、今年の総会に参加した市議は5人だけでした。学童保育クラブへの関心が薄れたのでなければいいのですが・・・

 

追記

 2012年8月、「社会保障・税一体改革関連法案」とともに、「子ども・子育て支援法」が制定され、児童福祉法が「改定」さました。
 「子ども・子育て支援法」において、学童保育は「地域子ども・子育て支援事業」(市町村事業)のひとつとして位置づけられ、法律の附則に「指導員の処遇の改善、人材確保の方
策を検討」が盛り込まれました。「改定」された児童福祉法では、学童保育の対象は6年生までとなりました。
 「指導員の処遇の改善」が課題として具体的に取り上げられたことは、学童保育の充実を求めるこれまでの取り組みの成果だと言えます。しかし、「学童保育の補助金は包括的な交付金となり、これまでと同様に学童保育に使われるのか」「国としての学童保育の基準を省令が定め、市町村は国の定める基準に従い、条例で基準を定めることになったが、国が定めた基準に従うものは、指導員の資格と配置基準だけであり、各自治体間の格差が広がるのではないか」などの懸念の声が広がっています。

 綾瀬市でもこうした問題をクリアさせて、大きな前進をつくっていきたいと思います。

 

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education (noga)
2013-05-21 01:42:24
‘泰平の眠りをさます上喜撰 (蒸気船) たった四杯で夜も寝られず’
無哲学・能天気の輩には、大変な世の中になっている。

>日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は14日、在日米軍海兵隊幹部に風俗業者を活用するよう促し拒否されたことについて「だいたい、米国はずるい。一貫して公娼制度を否定するが、日本の法律で認められた風俗業を利用することに何ら問題はない」とツイッターに書き込んだ。

橋下徹大阪市長は理想 (非現実) に向かうのか、それとも現実の中に埋没するのか。
‘我々は、どこから来たか’、’我々は、何者であるか’、’我々は、どこに向かうか’ を考えるのが、英米人の教養である。
年中行事を繰り返して、何も変わらないのが、日本人の求める天下泰平の世の中である。
今の地球は英米の世の中。国際社会で日本人の態度が場違いであることが明らかになる。

>同時に「人間の性的な欲求解消策について、真正面から認めるのか、そこに目をつむるのかだ」と提示。「風俗業を活用したからといって、沖縄での米兵の性的事件が収まるかは分からない。建前論はやめてくれ」と投げかけた。

現実を直視することも必要、理想 (非現実) を求めることも必要。理想を基準にとって現実に善悪の判断を下して、日常の舵を取る。これは、思慮ある人の行いである。
建前 (規則) と本音 (恣意) の世の中は、未来 (理想) の世界につながっていない。我が国には何でもあるが、ただ、夢と希望が存在しない。

>第二次大戦中の慰安婦制度に関しては「人間、特に男に、性的な欲求を解消する策が必要なことは厳然たる事実」とし、あらためて慰安婦は必要だったとの考えを表明した。

事実・現実をのみを述べて、それでこれからどうする。

>さらに「今の視点で良いか悪いかと言われれば、良いことだとは言えない。ただ、世界各国を見れば、軍人の性的欲求の解消策が存在したのは事実」と強調した。

良いことを推進し、良くないことを抑制するのが人の一生の務めである。政治家とて、これは同じこと。
現実しか知らない子供にとどまるか。哲学を持つ大人に育つか。それが、日本人の問題である。



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