川の両岸に約250メートルのワイヤーが5本、相模川をまたいで結ばれ、そこに約1200匹のこいのぼりが悠々と泳いでいました。相模原市水郷田名の相模川・高田橋上流で行われている「第19回泳げ鯉(こい)のぼり相模川」をちょっとだけのぞいてきたのです。
このこいのぼりは、全国の家庭から寄せられたそうで、見上げると、健やかな成長を願ったのであろう子どもの名前が大きく書かれたものもあります。
規模は小さくても綾瀬市でもこの時期は、早川の田んぼをわたってたくさんのこいのぼりが泳いでいましたが、「レンゲまつり」が中止になり残念ながら見ることができなくなってしまいました。
「レンゲまつり」が行われなくなった理由の一つに、レンゲを食べる虫の大量発生があると聞きました。調べてみると、アルファルファタコゾウムシという害虫で、この虫はレンゲを好んで摂食するため、レンゲを蜜源としている養蜂家に大打撃を与えているとのことです。 この虫は、「侵入害虫(海外から入ってきた虫)」のため、日本に天敵が少ないので大量発生してしまうようです。
これまでの生態系が崩れていくことに言い知れぬ恐ろしさを感じるとともに、楽しみにしていたきれいなレンゲのじゅうたんが見られなくなって残念です。