11月4日午後2時ころ、小園南のバス道路の歩道から水道水が勢いよく吹き出し、その後、約3時間地中の土砂を吹き出しながら道路を冠水させました。噴き出した水量は、およそ3000トンにもなるようです。
この事故では、断水になった世帯は4世帯だけでしたが、水道水の濁りが小園南だけでなく、小園地域のかなりの範囲で発生し、自治体が水道水の使用を控えるようにアナウンスする騒ぎになりました。また、小園台地内を通る路線バスが迂回運転になるなどの影響もでました。
▲噴き出していた歩道を掘ると、車道の下に大きな空洞ができていました
▲その車道の空洞の底で破裂した水道管が見つかりました
▲翌朝6時ころにはこのように片側通行できるようになっていました
補修工事は水道管が破裂した3時間後の午後5時ころから翌朝の午前6時前までの約13時間かけて、なんとか片側通行できるまでに復旧させることができ、朝一番のバスの通行もできました。
日曜日にも関わらず、すぐに現場に駆けつけて、徹夜で工事をしてくださったみなさん、お疲れさまでした。ありがとうございました。
●追記●
今回の事故では、市から「安全・安心メール」が発信されましたが、それを受け取った市民から、「もっとていねいな情報の提供をしてほしい」との声を多数いただきました。
たとえば、「現在、小園地域で、水道管が漏水し、水道水に濁りが発生しています。水道水の使用は控えていただくようお願いします」との情報に対して、市民からは「水道水の使用を控えてもう5時間にもなるが、見通しはどうなっているのだろう」とか「水道水を使ってもよくなった時にはまたメールで教えてくれるのだろうか」とか、「小園地域以外の我が家にも影響があるのかしら」との不安が生じたとの相談が寄せられました。
こうした災害時には新鮮な情報が必要で、そうした情報をどのタイミングでどこまで発信するのかという課題が、今回のこの事例から浮かび上がっていたように思います。
市の担当者にとっては当然の前提も、市民にとってはどうなっているのだろうという不確実性があるという認識のもと、情報を発信しなければならないということに、改めて気づかされました。