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お願いいたします。
綾瀬市議会9月定例会が開催されています。
9月16日には“基地対策特別委員会”が開催されました。
この特別委員会は、厚木基地を抱える綾瀬市議会が、基地の問題を審議するために特別に設けた委員会です。
その特別委員会で、今回奇怪なことが起こりました。なんと、厚木基地をめぐり今一番課題となっている「オスプレイ」の問題について、一切議題にあがらず、審議しないという議事運営がなされたのです。
これまでは、前定例会から今定例会のあいだに起きた厚木基地に絡む動向について市側から報告があり、それに対し議員が質疑を行っていました。
たとえば、以前の議事録では次のようになっています。
「○委員長 次に、その他の報告についての件が提示されておりますので、市側の報告を求めます。基地対策課長。
◎基地対策課長 6月定例会以降の基地関係の動向につきまして、2点ほど報告させていただきます。なお、全員協議会でもお知らせしたものもございますので、改めて御報告させていただきますので御承知願います。」
と、なっています。
ところが、今回の委員会では、「その他報告」のなかで、7月に初飛来を強行し、8月には厚木基地に居座ったオスプレイについての報告がなかったのです。私は、これまでの委員会運営からこの「その他報告」でオスプレイについての報告が当然あるものとして質疑を準備していましたが、ありません。
そこで、発言を求めて、「この委員会で、今一番綾瀬市で問題になっているオスプレイの問題を審議しなければ、基地特別委員会の存在意義がない。この「その他報告」で報告せず審議できないというのなら、最後に議員が提案できる「その他」のところで議題にしてほしい」と抗議しました。(この最後の「その他」で議題にするためには、事前に委員長に了解を得ておかないとなかなかスムースにいかないのですが)
市は「議員全員協議会ですでに報告しているし、文書でも報告している。同じことを報告することはない」と言い張ります。しかし、上の過去の議事録でも明らかなように、これまでは「なお、全員協議会でもお知らせしたものもございますので、改めて御報告させていただきますので御承知願います」と言って、きちんと報告していたのです。
私は抗議を続けましたが、委員長采配は“審議せず”で進められてしまいました。(安藤議員だけが、ここで審議できないのはおかしい、と発言してくださいました)
その後、一時休憩になったときも、部長と激しく議論をしましたが、市は態度を変えず、今後もこのやり方でいく、との強硬姿勢。
しかし、委員長や議会事務局は、このままではまずいことに気づいたようで、最後の「その他」で質疑できるように議事を進めると、伝えてきました。
その結果、なんとか質疑をすることができたのですが、この異常事態を続けさせるわけにはいきません。
以前と同じ報告の形に戻すことを市側に求めていますが、どうやら、市も元に戻す方向になってきたようです。まだ最終確認は取れていませんが。
しかし、なぜ、いま、このタイミングでオスプレイの審議を封殺しようとしたのか・・・。議会軽視のあらわれなのかもしれません。基地対策特別委員会は9名なのに、今委員会も質疑したのは3名(上田・安藤議員・二見議員) のみ・・・。
そういえば、もうひとつ不思議な話があります。
今議会の一般質問で松本議員がオスプレイのことを質疑しようと予告したとき、基地対策課長が「オスプレイのことは基地対策特別委員会で審議するので、一般質問はされなくてもいいのではないですか」と冗談を言っていたというのです。これは9月1日くらいのことですから、それから2週間の間に、市の方向が変わったということです・・・。なにがあったのでしょうか・・・。