綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆法人税引き下げの穴埋めとして消費税の増税とは(@_@)

2010年07月02日 | 政治を考えるヒント

  上のグラフ、衝撃的ではありませんか?
  (グラフの拡大図はこちらをクリックしてください)

  私たちが20年間に渡って納め続けてきた消費税が、福祉に使われることもなく、そのほとんどが大企業の減税のために使われていたことが一目瞭然でわかるのです。

  このグラフをみると、なんで日本の社会保障がメチャメチャになってきたのかがよく分かります。

  以下、このことを伝えるしんぶん「赤旗」の記事の引用です。


消費税増税
これまでもこれからも大企業減税の穴埋め
「福祉」「財政再建」のためではない

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 消費税増税は「福祉」のためでも「財政再建」のためでもありません。消費税導入後、社会保障制度は一貫して改悪されてきました。導入前(1988年)1割だったサラリーマンの医療費窓口負担は現在3割に、1人当たりの国民健康保険も約5万円から約9万円(08年度速報値)に増加しました。「財政健全化」のためどころか、消費税収は法人3税(法人税、法人事業税、法人住民税)の減収分の穴埋めに、ほとんどが使われてしまいました。


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5%引き上げても4%は大企業減税に
 
 菅直人民主党政権も自民党も「消費税10%」を法人税減税とセットで打ち出しています。

 消費税率を10%に増税することによる国民負担増は約12兆円。このうち財源として活用できるのは約11兆円です。

 一方、政府・財界が主張するように法人実効税率を40%から25%に引き下げた場合の減収額は約9兆円(2007年度の税収を参考に試算)。消費税率4%分が大企業減税の穴埋めに消える計算になります。

 旧経団連の『五十年史』には、1986年8月22日の政府税制調査会公聴会で、経団連の代表が、法人税の減税財源として「(大型)間接税を導入すべきだ」と主張したことが紹介されています。

 さらに今後の消費税増税についても、日本経団連の御手洗冨士夫前会長(キヤノン会長)は、法人実効税率引き下げの財源を問われて、「われわれのビジョン(『御手洗ビジョン』)に明確に書いてある」(07年2月26日の記者会見)として、段階的に消費税を当面10%に引き上げる構想を示しました。

 89年4月の導入以来、国民が納めた消費税額の累計は約224兆円に達します。

 一方、89年度の税収と比べた各年度の法人3税の減収額累計は約208兆円です。

 消費税収のほとんどが、法人税減収分の穴埋め財源として消えてしまった計算になります。

大企業法人税軽減の仕組み

 大企業はこれまで、利益にかかる法人税の税率引き下げのほかに数々の優遇税制の恩恵を受けてきました。

 研究開発費の一定額を税額から差し引ける研究開発減税や、グループ内の黒字企業の利益を赤字企業の損失と相殺できる連結納税制度などの影響があります。

 そのほか、海外進出企業が外国で支払った法人税額を日本で支払う法人税額から差し引く外国税額控除や、海外子会社からの配当を非課税とする制度などが、大企業の税負担を軽減しています。

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