goo blog サービス終了のお知らせ 

oto*koto*papel ~ etude ~

Musica♪(^ 0^)ノ⌒☆Todos os dias

“さすらいの旅蛙”

2006-10-27 | 私的コレクトBOOKS
ある雑誌に連載されている川上弘美さんの短編小説を読んだら、ふ~っと心に響いたので、さっそく、おもしろそうなエッセイ集を買った。その中の「雨蛙」の一節が気に入ったので、紹介したいと思ふ。


「はるばると、東京の飲み屋まで運ばれてきて、さぞ驚いているのだろう、蛙らは目をぎろぎろさせ、喉をふくらませて、まみどりに息づいていた。」
「飲み屋の蛙は、喉をふくらませ、ほとんどみじろぎもせず、かたくなな様子で、カウンターの上にいた。あの姿は、おそらく自身の身を守るための防衛のかたちであったのだろう。はるばる山の中から来た、小さな小さな蛙。ぴょんと跳ねたとき、それでも蛙は一瞬解放されたのだろうか。一瞬でも、やすらぎを感じたのだろうか。そうであれよと、祈る心もちである」

枯葉と思いきや!

危険と知りながら、それでも君は登るのか!

どこんこKIDS練習会の帰り道、ワイパーの辺りに生き物の気配を感じて、よく見てみると!雨蛙ちゃんがしがみついてるじゃん!「さすらいの旅ガエル」だ!必死な雨蛙を見ていたら、川上さんの気持ちが少々わかったような気がした。

「ゆっくりさよならをとなえる」(川上弘美著 新潮社)たった40ページ読む間に、非常に難しい漢字にいくつか遭遇した。
諧謔味
逡巡
僥倖
半年前だったっけ?漢字検定を受けようっと志を宣誓したのは・・・。しかし、ぜんぜーん勉強してナーイ。未だに諦めてはいないんだけど!っていうか、そんな宣誓、スッカリ忘れていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする