ちょいっとむかしむかし、
山の手線の液晶ディスプレイを見ていたら、私が集めているキャラクター“ドンシボリオーネ”が登場して教えてくれました。
鳩は「くるっくぅ~」と鳴くから鳥(部首)に“九”と書くんだよぉ~。
蚊は「ぶーん」と鳴くから虫へんに“文”と書くんだよぉ~。
鳥や動物などの鳴き声を言語音であらわしたものを「写声語」とか「聞きなし」と言います。日本ではかなり古くからおこなわれていたらしいのです。そして、日本各地、声の捉え方が違っていて、さまざまなあらわし方がされているようです。調べてみるとなかなか奥深い分野なのです。
わかりやすい例で言うと、犬の鳴き声を日本語では「わんわん」ロシア語では「ガフガフ」英語では「バウワウ」っと、あらわしかたが違って不思議です。生活習慣や言語、文化の違いなんでしょうか!
鳩にも種類がありますよね。キジバトとドバトでは鳴き方が違うはず・・・、さて「くるっくぅ」はどちらなんでしょか!都会ではドバトがほとんどで、キジバトを見かけることは少なくなりました。キジバトは羽根がキジに似た模様です。(写真参考
)子どもの頃「これはフクロウの鳴き声だ!」と信じて疑わなかった声の正体が鳩と知った時はかなりショックだったのですが、鳩ってリズミカルに鳴くんですよね。あれはドバトか?キジバトか?
うわぁ、気になって眠れない!
さて、もっとマニアックに知りたい方は是非、この本を読んでみて下さい
。著者の山口さんのお話を伺ったことがありますが、非常におもしろかったです!「へぇ!へぇ!へぇ!」っとトリビア状態でした。
この他にも、山口仲美著『犬は「びよ」と鳴いていた~日本語は擬音語・擬態語が面白い』光文社新書から出ています!あと、本屋で見かけたのですが『ぎおんごぎたいごじしょ』という本がピエ・ブックスから出ています。どちらもおもしろそうなので、是非手に入れたいと思っているところです。