終わりのない供養

先日の星椎水精先生のコラムで紹介されていた体験談には、このような事が書かれてありました。

『以前、霊能者の人が「先祖様が暗闇から光が見えてきたと言って喜んでいる」とか「こんなに供養して拝んでもらって水子さんも喜んでいるのでもう少し供養して拝んであげよう」とか言っていたのですが、いったいいつになったらみんな天国に行けるのかと思っていました。しかも毎回言うことが少し違うので納得できませんでした。』と。

どの霊能者、宗教でも同じだと思うのですが、彼らは身に起こる不幸事の原因が先祖にあるとして（その事は間違っていませんが、それを理由にして）、「先祖の供養が足りない！」と言っては、高額な代金を要求してきます。中には何千万も取るような悪質な所があるみたいですね。

彼らに共通しているのは、「彼らの行う供養には、終わりがない」ということです。

供養しても改善しなかった場合、「まだ足りない。まだ足りない。」と、延々と供養をさせると思います。さらには、自分の信心が足りないとか言って、自分たちが悪いとか、肝心なご先祖の供養ができていない事を決して認めません。

上記の体験談にあるように、「もう少し供養して拝んであげよう」とか霊能者達は言うようですが、彼らはそもそも、「死んだら成仏している」という前提で喋っているのではないかと思います。

以前も書きましたが、要はご先祖が成仏しているのかどうかさえ、彼ら（宗教家、僧侶等）自身が分からないのだと思います。

「ごく一部の、強い怨念を持って死んだ人とかのみ、成仏できていない」と思い込んでいるようにしか見えません。

拝んであげるから成仏できると思っているのでしょうが、そんなに簡単な世界ではないことすらわかっていない証拠です。

星椎水精先生の下で本物のご供養をされている方たちからみれば、霊に関して素人同士があーだこーだ言っているようにしか見えませんよね。

彼らに供養を頼む事があれば、一度聞いてみてはいかがでしょうか？

「いつになったら供養が終わるのか？」と。そして、「成仏したって言うけれど、どうしてわかるの？」と。

おそらく、とても曖昧な答えしか返ってこないはずです。

そんな霊能者たちの言葉を、いつまで信じるのでしょうか？


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