先日のテレビで、解散命令を受けたある宗教法人の話をやっていました。
「明覚寺事件」と言うそうですが、簡単にいうと元営業マンがお金儲けのために霊視商法をして、多くの被害者を出した事件のようです。
内容はというと、1980年代後半に、もともと製薬会社の営業マンだった首謀者の西川が、苦境を乗り切るために宗教ビジネスに手を出したというもので、『水子の霊が取り付いているから、家族が不幸になる』、『水子を供養するために百万円払いなさい』などと脅して供養料をせしめていたのです。供養料は最低でも1回65万円、多いときは数百万円にも及んだそうです。
要は、お寺などで「不幸は霊が取り憑いているからだ。供養すれば幸せになれる」と洗脳し、多額のお布施をさせていたとのこと。中には、「家を売ってお寺に寄附しろ」などと脅され、子どもを救いたい一心で言うとおりにしたお母さんもいたようです。
また、お金が払えない依頼者には、霊能者役をさせ、相談に来る人々を同じように脅して、金銭を巻き上げていたというのですから、とんでもなく悪質です。
最終的に、1995年、ついに愛知県警が強制捜査に着手し、1996年には僧侶9人と最高幹部の西川ら2人が逮捕され、西川は詐欺罪で起訴され、1999年には有罪が確定します。その後、2003年4月に、最高裁で西川の懲役6年の実刑が確定し、明覚寺の事件は終息しました。
我々のように真摯に供養を行っているものからすれば、このような事件は迷惑以外の何物でもありません!
このような悪質な霊感商法などがあまりに多いために、供養というだけで色眼鏡で見られてしまう世の中となりました。
ですが、私はこれもふるい分けの一つとしてとらえています。
アトランティス協会の本物の供養を、これらまがい物と一緒だと考える判断能力しか持ち合わせていないのであれば、そもそも浄霊を受けるレベルではないという事です。
そのような人たちを説得する気など毛頭ありませんし、助けてはならないそうです。
現在、こちらでご供養を頑張っておられる皆さんは本当に心があるし、魂のレベルも相当に上がっているものと思います。
人の弱みや欲に付け込んでくるもの、脅してくるもの、そのようなものが、本物であるはずがありません!
本当の供養は先祖のためのものであり、病気を治したり、運気を上げたりなど自分が助かりたいがためのものであってはならないのです。
そういう観点から見れば、自ずと本物と偽物の見分けがつくのではないかと思いました。
偽物が非常に多い世界ですので、くれぐれも気を付けてください。