新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

三連休・函館パスの旅〜5

2020-07-31 19:24:00 | 旅行
千畳敷駅では15分停車するので途中下車して、駅前の千畳敷海岸を散策することができます。

千畳敷海岸は1792年の地震により隆起したと伝えられる海岸段丘面で、津軽の殿様がかつて千畳の畳を敷いて宴会を催したことからこの名がついたと言われています。

岩肌を見せる海岸のほか奇岩や巨岩もあり、見どころの一つとなっています。

すっかり青空も広がり晴れた海岸をぶらぶらします。青空なんて見たのいつぶりでしょうか。

海岸も見どころですが、駅の裏に広がる段丘面も見どころで、段丘崖からは地下水が染み出して流れています。この染み出した地下水が冬になると凍りつき、崖いっぱいに氷のカーテンが広がるそうです。残念ながらその頃にはリゾートしらかみ号は運転されていないので、数少ない普通列車でしか見られません。15分の停車の後発車。次の北金ケ沢で普通列車も行き違い、鰺ヶ沢の手前で日本海ともお別れです。

鰺ヶ沢に1436に到着。本来であればここから津軽三味線の演奏が始まるのですが、時節柄中止となっていました。2分の停車で発車。

鰺ヶ沢といえば先日亡くなり、青森県から"犬"民栄誉賞授与が決定しているブサカワ犬わさお。駅前では今でもその姿を見ることができます。いつまでも残しておいてほしい看板です。
鰺ヶ沢からは座席に横になりちょっと昼寝をすることに。朝が早かったせいか、それとも列車の揺れが心地よかったのか、気がつけば20分ほど経過して列車は木造駅に到着するところでした。立佞武多の街五所川原でリゾートしらかみ5号と行き違いのため8分停車。

五所川原を発車すると沿線に目立ってくるのがりんご畑。特に板柳から藤崎にかけてはりんご畑の中を列車が通る感じになって降り、まだまだ青いりんごの実の中赤く色づいている木もありました。

弘前まで乗車する予定でしたが、さすがに4時間以上も列車に揺られ続けて疲れてきたので、五能線の終着駅の川部でリゾートしらかみ号を下車します。この川部で乗り換えると青森到着が早くなります。

川部は田舎館村にあるJRの駅。田舎館村といえば田んぼアートで有名です。駅名標にも田んぼアートが描かれていました。田んぼアートは2017年の夏休みの旅でゆかりんとともに訪れて見学しています。川部1543発の青森行き普通電車に乗り換えて宿泊地の青森へと向かいます。

青森には1625に到着。ちょっと早いですがお宿へと向かうことにします。

この青森駅には、青森ならではのものが。跨線橋の手前には昔からりんごがあります。ご当地らしい飾りに見えますが、業務上必要なものでもあります。このりんごはポストのようになっており、ノリホと呼ばれる乗車人員報告書を車掌が記入して提出するための箱になっています。ノリホ入れとも言われてます。今はワンマン運転になってしまい優等列車もなくなってしまったので使われていないのかもしれませんが、かつては青森駅にも上野や大阪から寝台特急や夜行急行列車、「はつかり」や「白鳥」などの昼行特急列車が発着していて。その列車に乗務していた車掌が記入したノリホを入れていました。昔の鉄道の名残ですが、りんごを模しているのはご当地らしいです。ちなみにこのりんごは青森駅に3本あるホーム全て、1〜6番線の線路ごとについています。


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