新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

週末パスで乗り鉄2020〜1

2020-06-17 19:58:38 | 旅行

*当記事の外出は感染症対策を行った上、新しい生活様式に準じた行動をしています。

 
2020年6月13日。早朝5時前に家を出て舞浜駅から京葉線の始発電車に乗って出かけます。東京駅と上野駅で乗り換えて、地下鉄銀座線で浅草へ出ます。東武浅草駅にでて特急券と会津田島までの乗車券を買ってホームへ。いきなりJRではなくなっていますが、気にせずに進みます。


乗車するのは0630発会津田島ゆき特急リバティ会津101号。東武日光ゆきリバティけごん1号を途中の下今市まで併結しています。飲み物を買って3号車に乗車しますが、乗客は数える程度しか乗っていません。定刻0630に浅草を発車。東京を出るときには雨は降っていませんでしたが、スカイツリーは雲の中に高層部を隠していました。

指定されたのはちょうど柱の位置ですが、柱の部分にはトンボの装飾があります。車窓を眺めるのにはちょっと邪魔ですが、帽子をかけるところがあるので都合がいいです。座席をリクライニングさせて本を読んで過ごすことにします。
列車は曇り空の東京から埼玉県へと進んでゆきます。北千住で乗車があるのが常ですが、時節柄少なく車内は閑散としています。そんな中ゴルフへ行くと思われる男性4人連れの声が車内に響きます。栃木県に入ると車窓を雨が叩くようになり、新鹿沼あたりからはかなり降ってきました。下今市に0812に到着。ここで4分停車して東武日光行きリバティけごん1号を切り離します。
切り離し作業を終えて0816に発車。ここからは乗車券でも乗れるようになり、列車も特急ながらほぼ各駅停車で進んでゆきます。下今市ー鬼怒川温泉間では「SL大樹」も走っているので、各駅で旧国鉄風のすみ丸ゴシックを使った駅名標や、ホーロ板風の駅名表示板で気分を盛り上げているようです。さすがに東武ワールドスクウェア駅は普通の駅名表示でしたが。ゴルフ客は新高徳駅で下車し車内は静かになります。各ホテルでは朝食どきを迎えている鬼怒川温泉を通り、新藤原から野岩鉄道線に入ります。乗務員も交代し、車内改札も入りました。野岩鉄道線はトンネルが多いのでついついうとうとしてしまいます。唯一の通過駅の男鹿高原駅を通過して0923着の会津高原尾瀬口駅からは会津鉄道線に入ります。会津高原尾瀬口駅で残っていた乗客も降りてしまいました。

会津鉄道線内はのんびりと走ります。この辺りは車で何度か通っているので、懐かしい風景です。雨に濡れる田植えの終わった景色を眺めて過ごします。

会津高原尾瀬口から会津田島までは本来は通過ですが、減便ダイヤのおかげで各駅停車になっており、乗降のない駅を丹念に止まってゆきます。やがて終点会津田島の表示が出て浅草から3時間越えの乗車が終わります。3時間以上も特急電車に乗るのはなかなかありません。会津田島には2分ほど遅れて0946頃に到着。

会津田島からは定刻でも1分接続の会津若松ゆき快速リレー101号に乗り換えですが、すでに発車時間を過ぎているので慌ただしく乗り換えます。乗車するとすぐに発車となりました。会津田島からは週末パスの範囲に入っているので、切符の心配はありません。この沿線も車で何度か走っているので雨の景色を何とは無しに見ながら過ごします。

塔のへつりや芦ノ牧温泉など懐かしい駅を過ぎて、田園風景の中に鶴ヶ城天守閣が見えると西若松からはJR線に入り、終点会津若松に1049定刻に到着しました。会津若松も雨が降っていました。

2020ブルーリボン・ローレル賞

2020-06-16 20:31:00 | 鉄道

2020年鉄道友の会選定、ブルーリボン賞、ローレル賞受賞車両が決定いたしました。

ブルーリボン賞

西武鉄道 001系特急電車「Laview」
001系電車は10000系ニューレッドアロー置き換えに登場した電車で、外部デザイナーによりデザインされ、鉄道車両とは思えない大胆な外観と大きな窓、そして黄色の座席と魅力ある電車に仕上がっています。そのスタイリッシュで特徴的な外観デザインと最新水準の機器の積極的な採用による省保守性、環境負荷の低減など、現代の鉄道車両として完成度が極めて高いと評価されての受賞となりました。
西武鉄道は1970年の初代レッドアロー5000系電車以来、実に50年ぶりにブルーリボン賞を受賞となりました。

ローレル賞
四国旅客鉄道 2700系特急気動車
2000系気動車置き換え用に登場しました。当初は空気バネ車体傾斜装置を搭載した2600系で置き換える予定でしたが、土讃線のカーブのきつさに空気バネ車体傾斜装置がエア不足でついて行けず、JR四国が開発しすでに実績のあった制御付き自然振り子を搭載した当車の開発となりました。車体は軽量ステンレスを採用して軽量化も図っています。
優れた技術を継承しつつ現代の特急車両としての技術や設備を備えた完成度の高い車両との評価で受賞となりました。
JR四国はローレル賞3回目、1987年のキハ185系、1990年の2000系気動車以来の受賞となります。ちなみに2004年に5100形電車でブルーリボン賞を受賞しています。

久しぶりに…〜2

2020-06-01 19:57:34 | 旅行

安房鴨川駅に到着して外房線千葉ゆきに乗り換え。お昼時なので一旦駅を出て昼ご飯を調達。あてにしていた駅中コンビニは休業中でしたが、いつの間にか駅前にできていたコンビニでおにぎりを買うことができました。
お昼を買って戻り、外房線千葉ゆきに乗車します。発車まで時間があったのでお昼を食べてしまいます。時節柄窓が開いており、発車すると電車の音がダイレクトに入ってきます。トンネルに入るたびに轟音が響きます。子供の頃の夏休みにこの外房線で乗っていた113系非冷房車はこんな感じだったなあと思い出しました。


そんな騒音の中でも不思議と寝れてしまうもので、気がつけば浪花駅に着いていました。次の大原駅で下車します。

大原駅からはいすみ鉄道に乗ります。時間があったのですが、待つほどなく折り返し列車が到着したのできっぷを買って乗り込みます。

前社長こだわりの国鉄っぽい車内です。誰も乗っていませんでした。ボックスシートに座って冷たいものを飲みつつ発車を待ちます。

今回利用したのはいすみ鉄道と小湊鉄道に乗車できる「房総横断乗車券」。大原から五井まで片道の切符ですが、戻らなければ途中下車も可能という乗車券です。小湊鉄道五井駅からも発売されています。

大原を発車するときには二組ほど乗車してきましたが、先行き不安になるぐらいの乗車率。それでも大多喜から観光客らしい乗客が乗ってきたのは救いでしょうか。里山風景を眺めながらのんびりと過ごします。窓も開くので、ちょっとだけ窓を開けてディーゼルカーの走りを楽しみます。

大多喜を出ると夷隅川を渡ります。この橋梁はいすみ鉄道でも有名な撮影スポット。背景に大多喜城の模擬天守が見られるスポットです。終点上総中野までほとんど乗り降りのないままに到着。

乗っていた乗客全てが、反対側のホームに停車していた小湊鉄道五井行きに乗り換え。こちらもトイレに行ってから乗車します。

一応クーラーもついていますが、時節柄稼働している気配はなく窓があちこちで開いています。列車が動き出すと風と共にディーゼルカーの走行音が入ってきます。

座ったのは乗務員室脇の席ですが、窓が半分開いています。真下は台車なのでガタンゴトンとレールを刻む音と、コイルばね台車の揺れがダイレクトに伝わってきます。非冷房の国鉄気動車や電車の乗り心地はこんなんだったなあと思いつつ、列車の揺れに身を任せます。
この小湊鉄道キハ200形は国鉄キハ20系気動車をベースにして作られた車両で、現存する数少ないDMH17系エンジンを搭載している車両で、独特のアイドル音や起動時の激しい唸りなどが体感できる数少ない車両でもあります。窓が開いているのでエンジン音も堪能でき、車窓を眺めながら音も楽しみました。上総中野から1時間半ほどで五井に到着。終点五井まで行き違いのない列車でした。

五井駅構内の車庫には先ごろ搬入された元JR東日本只見線用のキハ40形が留置されていました。内装などをそのまま使うとなれば小湊鉄道では久々のボックスシート装備の気動車になりそうです。
五井から内房線と京葉線を乗り継いで帰ります。途中、海浜幕張あたりで下車して夕食でも食べようかと思いましたが、時節柄どうかと思い、舞浜まで乗って帰宅しました。