新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

貴志川線開業100周年記念一日乗車券・入場券

2016-08-21 13:22:43 | 鉄道

和歌山電鐵貴志川線は1916年に山東軽便鉄道により開業してから今年で100年を迎えました。それを記念して記念一日乗車券と入場券のセットが販売されています。

いちご電車をイメージした台紙に、硬券の一日乗車券と日前宮駅、竈山駅、伊太祁曽駅の入場券がセットされていて、西日本三社参りの神社、日前神社、竈山神社、伊太祁曽神社に設置されたスタンプを3つ押すと、伊太祁曽駅で達成記念証明証をいただけるようになっています。電車で三社参りをしてくださいというわけなのでしょう。

貴志駅記念入場券

2016-08-21 10:25:42 | 鉄道

和歌山電鐵貴志川線貴志駅で販売されている記念入場券です。貴志駅のたま駅舎をデザインしたものです。今年4月に初乗り運賃150円から190円にする運賃改定をし、入場券も190円に値上がりしましたが、運賃改定時にちゃんと新しく印刷し直したようです。

裏面には名誉永久駅長たまの写真が印刷されています。貴志駅は無人駅の扱いで、乗車時に整理券を取って乗車する形態なので、入場券は必要ないのでほぼ訪問記念の入場券になっています。

和歌山電鐵

2016-08-19 20:13:12 | 鉄道

和歌山電鐵は和歌山ー貴志間を結ぶローカル鉄道です。南海電気鉄道貴志川線として運転されていましたが、存廃問題を経て岡山の両備グループの岡山電気軌道を親会社にして和歌山電鐵が設立され、10年前の2006年に再出発をしました。経営はかなり厳しいものですが、JR九州の車両デザイナーの水戸岡鋭治氏デザインの車両や、貴志駅の猫駅長たまの存在もあり、観光客の利用も増え経営もうまく軌道に乗っています。その和歌山電鐵に久々に訪問してみました。

今回のおめあてはこの「うめ星電車」。和歌山の梅干しとうめ星をかけています。このうめ星電車。社長の小嶋氏の発案で、和歌山県の代表的名産梅とJR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」をかけたもので、「うめ星電車で紀州梅、南高梅が世界一になるように」というメッセージが込められています。このアイディアを水戸岡鋭治氏に提案すると「そのアイディア、やられた!」と笑って引き受けてくれたそうです。どんな塩梅に仕上がったのか見に来た次第です。


ななつ星は黒一色の光沢のある車体ですが、こちらは光沢のある梅干し色。水戸岡デザインに見られるレタリングもふんだんに使用されています。

ななつ星でも見られる格子状の木の窓枠。車内はふんだんに木が使われています。まだ登場して間もないことから木の香りが車内に漂っていました。

窓の日よけはすだれ。この辺りもJR九州のテイストが感じられます。ちなみにこの車両はすだれでしたが、前の写真の車両の日よけはなんと和紙を使っています。汚れる、壊されるのが当たり前の電車で和紙を使うとはかなり大胆です。でもそれだけ和歌山の人たちが大事に電車に乗ってくれているからこそできたのでしょうね。
この日はうめ星電車の他に、いちご電車が走っていました。おもちゃ電車は日中に車庫に入庫、たま電車は終日車庫に入庫でした。が、伊太祈曽駅では見える位置に留置されており、下車した乗客がシャッターを切っていました。うめ星電車の旅を楽しみながら貴志駅へ。


貴志駅は猫型ロボットならぬ猫型駅舎に改装されており、いまや和歌山県の重要な観光スポットになっています。この日も大勢の観光客が電車に乗って訪れていました。初代たま駅長がデザインされた駅です。もちろんこの駅舎も水戸岡鋭治氏がデザインを担当されています。

こちらはたま二世駅長のニタマ駅長。駅長室で寝ていました。

寝ているのかと思って反対側に回ってみると、起きてました。ニャンダヨ〜!?とばかりに睨まれてしまいました。
暑かったので涼しいたまカフェでアイスコーヒーを飲みしばし休憩。カップにもたまがあしらわれていました。

初代たまスーパー駅長は2015年6月に永眠。現在は貴志駅でたま大明神となり、和歌山電鐵を見守っています。そしてたまは名誉永久駅長に任命され、和歌山電鐵の代表者に名を連ねています。


1日1本の列車に乗る

2016-08-19 19:18:29 | 鉄道


阪和線は天王寺と和歌山を結ぶ路線で現在は223系や225系が主流となっていますが、1日1往復だけ113系電車を使った列車が運転されています。

こちらがその電車。113系電車の中間車ユニットに運転席を取り付けて、紀勢本線御坊ー紀伊田辺間のワンマン列車に使用するために改造された車両です。吹田総合車両所日根野支所に2両編成2本が配置されていますが、入出庫の関係で所属区最寄りの日根野と紀伊田辺の間を早朝と深夜に直通運転しています。

阪和線で昔ながらのボックスシートが味わえるのはこの列車だけですが、乗りづらいのが難点。ですが、今回日根野駅から和歌山駅まで乗ってみました。日根野0514発で和歌山方面の始発電車です。始発電車ともあって車内はガラガラ。大阪府内の駅では途中から乗ってくる人もいなく、淡々と走ります。113系のモーター音と揺れを楽しみながら過ごします。山中渓を出ると列車は阪和道と絡み合うように峠を越えて和歌山県へ。
和歌山県に入り紀伊駅からポツポツと乗客も乗ってきます。和歌山県に入ると朝日が車内に入り込み、早起きは三文の徳を実感しました。和歌山に0545に到着します。

電車はここで20分停車して0605に和歌山を発車します。ここで紀勢本線の始発電車に変わります。結構な乗客を乗せて発車して行きました。こちらは和歌山から戻ります。

帰りは0607発新大阪行き特急くろしお2号に乗ります。283系電車ですがお盆の繁忙期ともあり9輌編成に増結されていました。しかも1号車と9号車にグリーン車を連結する豪華仕様でした。

283系電車はオーシャンアローの愛称がついており、1996年の登場当初は「スーパーくろしお(オーシャンアロー)」、1997年からは特急「オーシャンアロー」として走っていました。現在は特急くろしおに統一されていますが、時刻表に「オーシャンアローで運転」と明記されています。

オーシャンアローは誕生から20年を迎え、現在先頭車には「太陽と海の間を20年」のステッカーが貼られています。ちなみに登場当初は「海と太陽が大好きな列車」のキャッチフレーズが付いていました。
くろしお2号は和歌山始発でいわゆる通勤特急の役割を果たしており、阪和線内も和泉砂川・日根野・和泉府中に停車します。さすがにお盆休みなので自由席はガラガラでした。この電車の自由席で戻りました。
 


東京発北陸経由大阪行き〜3

2016-08-17 20:57:41 | 旅行


サンダーバード20号は和倉温泉始発ですが、金沢で連結される7号車から9号車はすでにホームに据え付けられていました。が、和倉温泉から来る6号車から1号車が連結されないと乗車できないようです。お昼用に駅弁を買ってベンチで汗を拭いて待ちます。1118に和倉温泉からやってきた編成と連結をしてようやく乗車開始です。1124に金沢を発車。

早いですが発車後に買ってきた駅弁を開くことにします。買ってきたのは利家御膳。駕籠をイメージしたパッケージに入っています。

加賀百万石の藩主、前田家の献立をベースに作られたお弁当だそうで、お殿様の食事を少しでも楽しめるようになっています。ご飯もひょうたんの形と洒落ており、おかずも和風のもので美味しくいただきました。
サンダーバード20号は停車駅の少ないサンダーバード号で、小松、福井、武生と停車すると京都まで止まりません。金沢発車後は新幹線から乗り継いで福井方面へ帰省すると思われる乗客が乗っていましたが、福井で乗客が入れ替わり今度は北陸から関西方面へ向かう乗客で満席になります。北陸トンネルに入る放送は覚えているのですが、そのあと寝てしまい、ふと気がつくと列車は新疋田のループ線を通過したところでした。

近江塩津で湖西線に入ると車窓に琵琶湖が見えてくるようになります。

青空が広がって暑そうな琵琶湖の風景を眺めながら列車は走り京都へ。京都駅を発車すると右側には京都鉄道博物館が見えますが、ちらりと見たところではかなりの盛況でした。1401着の新大阪駅で下車。リニューアルされた新大阪駅をちょっと見てから1415発白浜行き特急くろしお号に乗ってユビスステーションで下車して定宿にチェックインしました。途中、京都駅付近で37℃。新大阪駅付近では33℃と関西は真夏日でした。