新・空と鷹と鉄の間に

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2016年3月26日JRダイヤ改正

2015-12-18 21:00:27 | 鉄道

2016年3月26日、JRグループのダイヤ改正が行われます。

今改正の目玉はやはり北海道新幹線新青森ー新函館北斗間の開業でしょう。新幹線がついに北海道に上陸し、東京ー函館間が最速4時間29分で結ばれます。青函トンネル区間は140km/hでの運転となるようですが、新幹線が走るというインパクトは地元にとっては大きなものでしょう。その一方で特急スーパー白鳥、白鳥、急行はまなす、寝台特急カシオペアが廃止となります。

上越・北陸新幹線では1~2分程度所要時間の短縮が行われ、北陸新幹線のはくたか、あさまでは停車駅の見直しが行われ、はくたかの旧長野新幹線区間で通過駅が増えるようです。これにより長野駅でのはくたか・あさまの接続改善が行われます。

首都圏ではJR常磐緩行線と地下鉄千代田線、小田急線の相互直通運転が拡大します。これまでJRの車両は地下鉄千代田線代々木上原まで、小田急の車両は地下鉄千代田線綾瀬までの運転でしたが、JR・小田急とも地下鉄の先の路線に乗り入れることになります。これに伴い小田急線側で直通列車が増発される見込みです。その他京葉線・武蔵野線で夕方に1本増発、京浜東北・根岸線直通運転の拡大などが行われます。

東海道新幹線ではN700A系の増備とN700系の改造完了により285km/hで運転する列車が増やされ、東京ー新大阪間で2往復が2時間30分運転となります。さらに東京23分発の臨時のぞみも285km/h運転、早朝・深夜の一部のこだま号も285km/hで運転される列車ができます。

関西地区では高槻駅の新快速ホーム使用開始により、日中の新快速・快速の運転時刻の等間隔化が図られます。また大阪環状線とユニバーサルシティ方面ゆめ咲線の直通運転が増えるほか、阪和線・大和路線との直通運転も増えます。関空快速も関西空港発の深夜の天王寺行きが大阪環状線方面へ直通運転となり、関西空港から大阪市内への終電が繰り下がります。

北陸特急サンダーバードが1往復増発され、大阪方面から金沢・富山・長野方面への接続が良くなるほか、関空特急はるかが日中の臨時列車が定期列車に戻され、ほぼ30分間隔での運転となります。また朝の関西空港行き、夕方以降の京都行きはるかが高槻に停車します。大阪ー長野間を運転していたしなの号は大阪ー名古屋間で運転を取りやめ、特急しなの号は名古屋ー長野間の運転となります。

岡山ー松山を結ぶ特急しおかぜ、高松ー松山を結ぶ特急いしづちに新型車両8600型電車が充当され、快適な車両で瀬戸大橋を渡り四国へ向かえます。

九州では別府ー熊本・人吉を結んでいる九州横断特急の運転系統が整理され、九州横断特急は別府ー熊本間の運転となります。これに伴い人吉ー吉松間で運転されている観光列車いさぶろう・しんぺいが熊本まで延長運転されます。また2017年春には熊本ー人吉・吉松間に新しい観光D&S列車がお目見えの予定です。

駅関係では南武線浜川崎支線小田栄駅、仙石線石巻あゆみ野駅、東海道線摩耶駅、山陽線東姫路駅、鹿児島線西熊本駅が開業、駅名改称は津軽今別駅→奥津軽いまべつ駅、渡島大野駅→新函館北斗駅となります。 

詳しい時刻などは3月19日発売予定のJR時刻表4月号でお知らせされる予定です。なお新幹線・特急の改正後の時刻は2月発売のJR時刻表3月号で発表されます。