新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

3発機の時代~成田に集った海外機

2015-12-03 20:11:21 | 旅行

10年ほど前の成田空港にはDC-10・MD-11といった3発機が定期便として飛来していました。

いきなり懐かしのエアラインですが、ヴァリグ・ブラジル航空。地球の裏側ブラジル・リオデジャネイロからサンパウロ・ロサンゼルス経由で成田にやってきていました。

こちらは当時の新塗装機。

ヴァリグ・ブラジル航空は当時スターアライアンスに加盟しており、MD-11にもスターアライアンスカラーがあり、成田にも時折姿を見せていました。残念ながらヴァリグブラジル航空は成田から撤退し、会社自体も無くなってしまったので、懐かしのエアラインとなってしまいました。

こちらはアエロフロートロシアのDC-10F。元日本航空の旅客型を改造したものです。


いまは統合してしまったデルタ航空とノースウエスト航空もDC-10/MD-11をアメリカから飛ばしてきていました。デルタ航空のMD-11は旧塗装です。ノースウエストもいまや懐かしい赤系の塗装で、航空ファンからセアカゴケグモと呼ばれていました。ノースウエストは昼前後に成田に集結していた時間があったので、その時間をノースタイムと呼んでいました。DC-10とB747のノースウエスト機が第1ターミナル並ぶ様は壮観でした。

最後まで旅客型のMD-11を飛ばしていたのがフィンエアー。フィンランド・ヘルシンキから1日1回飛んできていました。

いまは聞かなくなってしまいましたが、フィンエアーの12月といえば、サンタクロースが機体に描かれる特別塗装機が必ずやってきました。フィンランドがサンタクロース発祥の地の一つであり、フィンエアーがサンタクロースのオフィシャルエアラインであることから毎年のように描かれていました。そういえばもうすぐクリスマスですね。 


3発機の時代~日本航空

2015-12-03 19:50:22 | 航空

かつて3発機が日本航空の中距離国際線、国内線でフライトをしていた時代がありました。といっても10年ほど前の話なんですが。写真を整理していたら出てきたので、懐かしくなってしまいアップします。日本航空ではマクダネル・ダグラスのDC-10とMD-11を運航していました。 ちなみにこの写真を撮ったのはPanasonicの高倍率機の礎となったDMC-FZ1という機種です。コンパクトデジカメで12倍ズーム、全域f=2.8のライカレンズを使用していたカメラで、私に飛行機撮影の面白さを教えてくれた機種です。

DC-10の旧鶴丸塗装機。成田さくらの山での撮影です。このころは中距離国際線に就航していました。

DC-10の太陽のアーク塗装機。成田さくらの山にて撮影。
JAL/JAS統合で生まれた太陽のアーク塗装も纏って活躍をしていましたが、B777の台頭により退役をしてゆきました。3発機はこの角度で見るのが一番かっこいいと思います。

こちらは太陽のアーク塗装のDC-10の離陸シーン。成田空港第1ターミナル展望デッキからの撮影です。

JALではDC-10の後継機であるMD-11も導入していました。J-Birdと名付けられ、1機ごとに鳥の名前が付いており、胴体とウイングレットにイラストが入っていました。航続距離がDC-10よりも長いので、ヨーロッパ線にも投入されていたと記憶しています。

MD-11はJJ統合前に退役が決まっていたので、太陽のアーク塗装になったのはJA8582のみでした。こちらは三里塚さくらの丘にて撮影です。
B777などの双発機でも長距離飛べることから、扱いづらい3発機はあっというまに退役が進み、国内からは消えてしまいましたが、航空ファンの中ではその独特のフォルムから人気のあった機種です。