・夕方5時20分頃の県立銚子の校舎です。補講で勉強している在校生もたくさんいました。また、部活で一生懸命走っていた生徒もおりました。奥にほんのりと見える灯りは、消火槽、受水槽の工事関係の方々のものであります。本当に遅くまでありがたいものであります。こうした方々の支えなくしては、本校の基盤もなかなか成立いたしません。しっかりと地に足を置いた学校でありたいものであります。
・この後しばらくしてから、わたくしは銚子のイオンにあるコンピュータショップに行きました。
・そうしましたら、本校の男子生徒数人に声をかけられました。妙な衒いもなく、素直に「校長先生」と声をかけてくださるのであります。ほんとうに感じの良い生徒でありました。こういう学校に勤務させていただいたことがなかったから、なおのこと感動いたしました。
・このようなやりとりを見ていてくださった市内の方々もおられた。
・雰囲気。
・これであります。これが、非常に大事であります。内在する心理は、やはり雰囲気となって外界に出てくるようであります。ですから、内在する心理というか心のあり方というのは重要であります。
・その心のあり方を理性でもって、自由自在にコントロールできるようにすることが、個人としてのわたくしの目標でもあります。まだまだ、心乱れることも多く、修行不足ではありますがね。
・ハラの立つことも多いからであります。相手にしなくてもいい場面でも、ついつい相手にしてしまう時も確かにあるからであります。
・慈愛ある雰囲気を持ちたいものであります。現実のわたくしは、真逆であるからそういうことを考えるのでありましょう。情けないことであります。
・ところが、昆愛海(こんまなみ)ちゃんという読売新聞の記事になった少女がいます。拙ブログでも4月12日に記事にしましたが、「ママ、待ってるからね」というタイトルで記事になった少女であります。大震災の時におかあさんを亡くした子であります。この子にわたくしはまさに慈愛を見るのであります。おさなごの目はごまかせません。わたくしのような、実態が現実にともなわないから、珠玉の価値があるのだというようなひねくれたものの考え方をしない。これは尊い。実に尊いと思うのであります。
・この子のじっと海を見ている姿は、心のあり方ということを教えるためにも非常にすぐれた資料になる。来月、若い人たちとそのことについて考える機会を与えていただきましたが、それこそ若い人たちはどのように考えるのでしょうか。あるいはそれなりに人生体験を重ねてきたかたがたも、です。
・なんでも勉強になるわけであります。
・今日も、明日も勉強ですよ。
・頑張りなさいませ!