四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

越冬ルリタテハ・キタテハ

2015-01-17 10:13:00 | 南多摩
1月16日
昨晩の雨が上がり、朝から暖かな日差しに恵まれました。
里山歩きに絶好の日和。
越冬する蝶を探しに出かけました。

丘陵地散歩とウラギンシジミ


冨士山(10時23分) 105mm

冬の多摩丘陵に来たら、先ずは冨士山を拝みに尾根頂上へ。丹沢も薄く雪化粧していました。


紅梅 105mm

畑の紅梅が咲きはじめ良い香りが漂っていました。


畑 105mm

雨の翌日の畑に日が降り注ぎ、湯気が立っていました。


ウラギンシジミ(11時30分) 105mm

谷戸北端の南斜面のヒサカキを見上げると、地上約2.5mの葉裏で越冬中のウラギンシジミを新たに見付けました。


ヒサカキ 18-55mm

ウラギンシジミがいた環境です。昨年冬にこの場所の笹の隙間で越冬キタキチョウを発見したことがあったので、今回も探しましたが成果なしでした。


稲荷 18-55mm

この斜面の裏手の笹を縫うように歩道があり、頂上付近にお稲荷さんが祀られていました。地元の人しか分からにようなひっそりとした場所です。

キタテハ


田圃上の農道 18-55mm

別の谷戸へ。この農道を歩いていると、キタテハが足元から舞い上がりました。


キタテハの飛び込んだ場所 105mm

行く先を目で追うと、農道の反対側の畑の縁にある、枯れ草の隙間に迷うことなく飛び込みました。


キタテハの宿(12時33分) 18-55mm

枯れ草の下に静止。約20分後にも静止していたので、その日の宿になったのかもしれません。

ルリタテハ


丸太の橋 18-55mm

昨シーズンに越冬ルリタテハがいた丸太を組み合わせた橋の裏側を覗くと、今シーズンも1頭いました。1月5日に確認していたのですが、橋の上に腹ばいになる苦しい形で頭が湿地に届くなど苦戦して撮影を断念しました。
今回は長靴を履いて水路に下りて何とか撮影にこぎつけました。


ルリタテハ(13時35分) 18-55mm

丸太の下に体を斜めにしてへばりついていました。左の方の丸太の隙間から見える緑色の部分は、橋の向こう側の外界です。丸太の裏側は一部朽ちかけ、ジメジメしており決して良い環境ではないですが、気温が低いのでカビが生えたり生き物が這いまわったりしないのでしょう。ルリタテハにとっては気温変動の少ない安全で好ましい環境なのだろうと想像しています。

気温(八王子アメダス)
11時:10℃、12時:11℃、13時・14時:12℃

撮影
※カメラ : NIKON D7000
レンズ : AF-S Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
NIKON AF-S DX VR Nikkor 18-55mm f3.5-5.6G
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