四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

越冬中のウラギンシジミ

2012-01-04 21:01:00 | 
今日、今年初めての蝶の観察に出かけました。
目的は、越冬中の蝶の探索です。町田の谷戸の日溜まりを探して歩いていると、幸いにもウラギンシジミがヒサカキの葉の裏に止まっているのを見付けました。


ウラギンシジミNo.1(日が陰った時に撮影)

ウラギンシジミは、このように1頭ずつ常緑樹の葉の裏に止って越冬する蝶です。
同じ木を見回してみるとあちこちの葉の裏に次々と翅を閉じてじっとしているウラギンシジミが見付かりました。


No.1(画面最下部中央やや左寄り) 
No.2(画面最上部ほぼ中央)
No.3(No.2の少し奥、中央)


No.4


No.5

合計5頭を見付けましたが、何故かこの木に集中していました。
図鑑によると、頭部を必ず葉先に向けて静止、とありますが、5頭ともその通りでした。どの個体も申し合わせたように頭を南東の方向に向けて止まっていたのも興味深いことです。
いずれも昼頃の太陽が翅の一部に少し当たるような場所を選ぶ傾向があるようでした。

この冬は、まだ大雪が降るような天候を迎えていません。いつまでこのままの姿で越冬を続けていくのか、見守って行きたいと思います(1月4日)。

「なぜ1本のヒサカキに集まったのか?」
ウラギンシジミが1本のヒサカキの木にこんなに集まるとは想像していませんでした。図鑑には、ヒサカキでの越冬が一番多いというデータが紹介されているので、好まれる樹種であるのは間違えありません。ちょうどこの木が斜面の南側にあり、北風の遮られる好都合な環境にあるので、集中的に集まったのかも知れません(追記 1月5日)。

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大沼神社へ初詣

2012-01-02 20:39:00 | 相模原・県央
地元の大沼神社に参拝しました。
大沼神社は、江戸時代の中頃に村の鎮守さまとして建てられたものです。

昨年の大震災の被災地では、厳しい状況が続いています。今年は少しずつでも復興への道が開けるようお祈りいたします。

今日の箱根駅伝では、福島県いわき市出身の柏原選手が5区の区間新記録の快走を見せて往路優勝のテープを切りました。東北地方の方々への大きな励みになったのではないかと思います。



大沼神社へは、この近くに住んでいる人が家族揃って参拝する姿が見られました。



普段見られないお神輿が公開されていました。



境内には、大沼付近の歴史が記された石碑があります。

凡そ次のように書かれています。
「荒れた萱の原を切り拓いて畑を作ったが、土地が痩せていたため、収穫量が少なく、クヌギやコナラを植えて雑木林を作り、炭焼きも始められた。戦後になって灌漑用水が引かれ、ようやく畑の収穫量が上がった。ここ大沼神社の南には大沼、小沼などの沼があったが、戦後、水田になり、稲穂が実った。昭和40年代に入り、この付近は住宅地に転用されていった」

昭和40年頃までは、この辺りは美しい里山風景が広がっていたことが分かります。

大沼神社を参拝してから、今でも比較的豊かに残されている畑地や雑木林を通って、家路に付きました。

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新春のご挨拶

2012-01-01 06:00:00 | ノンジャンル


ミニカトレアの一種(12月31日)
  

     新春を迎え、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

     本年もどうぞよろしくお願いいたします。


             2012年1月1日


このミニカトレアは、10年以上も前に、東京ドームで開かれた蘭展で購入したもので、毎年咲いてくれます。昨年、株分けをして植え替えたところ、年末からいつもよりもきれいに咲き始めました。
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