四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

寄り添うキタテハ

2012-06-03 11:10:00 | 
昨年の秋にたくさんキタテハを見た町田の谷戸に行きました。


カナムグラの葉上で休止するキタテハ夏型 (5月30日 9:05)

キタテハの食草であるカナムグラは大きく葉を伸ばし、昨年同様、斜面いっぱいに広がる大群落になっており、キタテハが1頭飛んできて葉上に休止していました。


地面に下りる2頭のキタテハ(9:31)

25分後に同じ場所に戻ると、地面に1頭が下り、約2分後にはもう1頭がすぐ近くに舞い降りて寄り添うような感じになりました。


9:35

やがて、2頭が真向いに対面する形になり、片方だけが翅を広げ、次にはもう片方だけ広げていました。とても仲睦まじい感じです。両方が一遍に広げる場面は見られませんでした。


9:35

その後、2頭が向きあったまま翅を閉じて、見つめ合うような時を過ごしていました。
求愛シーンにしてはとても穏やかでした。一体どういう意味を持った行動なんでしょう?



そこで拡大して見ると、2頭は触覚を突き合わせて向かい合い、口吻を交差させるように地面に伸ばしていました。吸水あるいは必要なミネラル分を補給しているのだと思います。


焚き火跡のモンシロチョウ(10:58)

里山の焚き火跡では、3頭のモンシロチョウが集まっていました。飛んだり地面に休止したりしていましたが、写真の左の個体を拡大すると、やはり口吻を地面に伸ばしていました。灰からのミネラル補給なのでしょうね。


ジャコウアゲハ♀

ジャコウアゲハの♀が食草探しなのか、繰り返し谷戸の湿地の草に下りていました。

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6 コメント

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こんばんは。 (KAZ)
2012-06-03 23:23:37
今が1化のキタテハの最盛期のようですね。
けっこう見かけるのですが、擦れていたり黒っぽかったりでなかなか良いモデルさんに出会えません。
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キタテハの顔を見合わせる姿等よく出会われましたね。どういう意味合いなのか興味があります。 (silkcotton)
2012-06-04 06:45:10
たき火跡のミレラル補給らしきモンシロチョウの様子なども初めてで、花からだけでなくて灰からも栄養分を取ることを教わり感激です。
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キタテハの様子をじっくり観察なさったのですね。 (えむり)
2012-06-04 07:13:52
モンシロチョウが灰からのミネラル補給?
面白いですね。
ジャコウアゲハの♀は、翅が透けてすごくきれいですね。
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KAZさん (twoguitar)
2012-06-05 17:12:59
キタテハ1化(夏型)は、場所によってですが、とても多く見られますね。こちらには黒いのがいないのも不思議ですね。
黒いのにも会ってみたいです。
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silkcottonさん (twoguitar)
2012-06-05 17:27:45
長い距離を歩いていると、時々面白い場面に遭遇します。栄養摂取時は、同じ種類が集まり温和な雰囲気になるのも興味深いです。
灰からのミネラル補給説をよく聞きますが、学術的に確立した説かどうかはよく解りません。
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えむりさん (twoguitar)
2012-06-05 17:34:46
キタテハはカナムグラ群落付近に過ごすことが多いので、その日に二度訪ねたところ、仲睦まじく地面に止まる場面に出会えました。
蝶が焚き火跡に舞い降りる事例はよくあるようで、ミネラルの補給説が出ていますが、学術的にどうなっているのかも興味があります。
ジャコウアゲハ、美しい個体に出会えました。翅が透き通っているように見えましたか。
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