四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

雑木林のミドリヒョウモン

2012-09-17 10:29:00 | 相模原・県央
しばらく忙しくご無沙汰しておりました。
先日の朝、近くの雑木林を歩いたところ、ミドリヒョウモンが里に下りてきて、オトコエシの花に止まり、吸蜜していました。


ミドリヒョウモン♀(9月15日)

雄2頭も別の場所で揃ってオトコエシに訪花。この日は合計3頭を目撃しました。雄は大分翅が傷んでいました。
昨年、多摩丘陵で雌が産卵するのを目撃しましたが、相模台地の雑木林でミドリヒョウモンを見たのは初めてです。


ミドリヒョウモン♀(同一個体)

ミドリヒョウモンは、6月頃羽化し、主に山間部で活動していますが、盛夏には夏眠、または高原に移動するといわれ、秋になると平地に飛来する個体が増えてきます。朝晩少し涼しいとはいえ日中30度を超える日が続いているので、ミドリヒョウモンの姿を見た時は、意外な感じがしました。


ダイミョウセセリ

明るい雑木林では、ダイミョウセセリが元気よく飛び回り、ヒカゲイノコヅチで吸蜜していました。ダイミョウセセリをよく見ると、黒地に貝殻の破片を散りばめたような美しい模様。


ヒカゲイノコヅチの花

ヒカゲイノコヅチの花の細かいところが肉眼では解らないので、接近して撮影しました。こんな小さい花を見つけて吸蜜するとは随分細かい作業になりますね。

ヒカゲイノコヅチ
双子葉植物離弁花類 ヒユ科 イノコズチ属の多年草。林内の日影に生え、花はまばらに付く。仲間のヒナタイノコヅチは日の当たる場所に生え、花が密に付く。どちらも種子が動物の毛や衣服に付着する。花期は8~9月。


ヤブラン

ヤブランはお盆前から咲いていましたが、この時期に来て数が増えてきたようです。

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