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四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

里山の蝶

2011-06-06 15:45:00 | 南多摩
6月3日
里山歩きで色々な蝶に出会いました。



林縁の日向の草地でヒメキマダラセセリ春型♂が飛んだり止まったりを繰り返していました。オレンジ色の模様が鮮やかです。右には前翅、左には後翅が見えています。
ヒメキマダラセセリ春型は5~6月に発生します。

直ぐ近くにウツギの花が咲き、多種類の昆虫が集まり吸蜜していました。ウツギには、多くの蝶を誘引する秘密があるようです。



コチャバネセセリ春型(4~5月に発生)



ヒメウラナミジャノメ



シロモンノメイガ メイガ科
5,6月、8-10月に見られる。訪花する。灯火に集まる。
ダイミョウセセリもウツギに来ていましたが、キマダラセセリはここにはやって来ませんでした。
時間を置いてウツギのところに再度来ると、日が陰っており昆虫はあまり来ていませんでした。



丘の頂上の見通しの良いところにテーブルとベンチがあり、そこで昼食を摂っている間、コジャノメが「ここは私の縄張りなのよ」と言わんばかりにテーブルの上やベンチにやってきて何度も止まりました。頂上占有性を示している模様です。



丘を下りて池の畔に来ると、樹液のところにアカボシゴマダラ、2頭のサトキマダラヒカゲ、スズメバチ(画面に写っていない)が群がっていました。サトキマダラヒカゲは2頭が行動を共にし、争う素振りは見られませんでした。丘の上でも、同様に2頭のキマダラヒカゲが並ぶように飛翔し、木の高いところに止まるのを目撃しています。このような共同行動にはどういう意味があるのでしょう。雄と雌なのかの確認まではしていません。



谷戸の湿地に行くと、草の上にアカシジミが静止していました。手前の邪魔な草を退けても接近して撮影しても逃げませんでした。夕方の活動時間が来るまではとにかく静止、と決めているようでした。よく見ると可愛らしい眼をしています。
アカシジミは年1回、5月下旬頃に発生します。



アザミで吸蜜するキタキチョウ。飛ぶ姿はよく見かけますが、このように静かに止まるのは久し振りでした。
キタキチョウは、夏型が5月下旬~6月上旬頃より発生します。

その他、クロヒカゲ、コミスジ、黒いアゲハを見かけました。

<追記1>ヒメキマダラセセリとするところをキマダラセセリと誤記しました。KAZさん、ご指摘有難うございました(6月7日)。
<追記2>ゆたかさんより、写真4枚目のガはシロモンノメイガであると教えていただきました。ゆたかさん、有難うございました(6月8日)。