特にカーマニアではないが......。
ランボルギーニに匹敵する性能に驚いて書く
車は20世紀の文明の代表芸術品である。芸術品と言うには異論もあるだろうが、そういう車も確かにある。これはその一つであろう。
写真でしか見たことはない。又、記事でしか知らない。ボンドカーになったことは、漏れ聞いた。温暖化論議で濡れ衣を着せられて、車の世界も大変であるが、車は一定時期、人間の夢の実現の場でもあった。今もまだそうかも知れない。
一切の雑音を度外視して、性能と機能美に現を抜かす事も、人間にとっては重要だ。決して悪いことではない。車が文明の極めて重要な役割を果たしたことは否めない。それだけ人間の心の琴線に触れた器機であることは間違いがない。
【転載開始】2009年12月24日
アストンマーチン One-77、354.86km/hを記録
アストンマーチンは22日、2010年の半ばに発売予定の『One-77』が、開発テストにおいて354.86km/hという最高速をマークしたと発表した。
One-77は今年3月のジュネーブモーターショーで正式発表されたアストンマーチンのフラッグシップ。パワーユニットは同社の6.0リットルV12をベースに、英国のトップチューナー、コスワース社と共同開発された。
V12エンジンは排気量を7.3リットルに拡大。ドライサンプオイル潤滑システム、吸排気系の効率アップなどのチューニングを受けた結果、最大出力は 700psオーバーを達成した。エンジンはアストンマーチンの他のV12モデルよりも100mm低い位置に搭載。エンジン自体もフロントアクスルよりも 257mm後方に移動させ、理想的なフロントミッドシップを実現した。
ボディの開発には、カーボンコンボジット技術に関して豊富なノウハウを持つMTC(マルチマチック)社が参画。カーボンファイバー製のモノコックにハンドメイドのアルミ製パネルを組み合わせる手法が導入された。その結果、車重は1500kgを下回る。
トランスミッションは、新開発のパドルシフト付き6速シーケンシャル。パワフルな7.3リットルV12と軽量ボディを得たOne-77は、0-96km/h加速3.5秒、最高速322km/hという刺激的なパフォーマンスを発揮する。
足回りはカーボンセラミックブレーキ「マトリックス」を採用。タイヤはピレリ「Pゼロコルサ」で、前255/35ZR20、後ろ335/30ZR20サイ ズを履く。4輪ダブルウイッシュボーンのプッシュロッド式サスペンションには、「DSSV」(ダイナミックサスペンションスプールバルブ)を導入。顧客好 みのダンパー減衰力にセッティングにした状態で納車される。
現在、アストンマーチンは2010年の半ばのOne-77の正式発売に向けて、最終仕上げテストを実施中。欧州南部のテストコースで行った最高速計測おいて、354.86km/hというトップスピードを記録した。これは公称の最高速を30km/h以上も上回るものだ。
One-77はその名の通り、限定77台のみを生産。価格は100万ポンド(約1億4600万円)だが、77台はすでに完売したとも伝えられる。【転載終了】