ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

脱原発の講演会

2011-07-13 05:00:00 | 社会問題
先週末の土曜日、ソフトボールの部員は殆んど用事があるというので練習を休みにしたら、新聞に『原発から撤退、自然エネルギーへの大転換を』と題する衆議院議員の講演会が藤井寺であるというチラシが入っていたので、一度講演を聴きたいものだと思っていたこともあって、ちょっと遠いけど行ってみることにしました。

国会議員が多数いる中で講演者は、京都大学の原子核工学科を卒業した原子力問題の第一人者、講演の内容には期待が持てそうです。

             

会場の藤井寺市立総合会館はほぼ満員状態、ラッキーにも知ってる人がたまたま席に座っていて、たまたま横が空いていたので座らせていただきました。一緒に行く確認なんかしてなかったのに、会場内をうろついていたら見つけて呼んでくれて、隣に座らせてもらえたのでした。

講演は一時間、休憩を10分取って、また一時間程度の質疑応答という形で進められました。

一時間の講演はレジュメの半分ほどしか進めなかったのですが、なかなか普段知ることの出来ないような中身の濃いもので、確かに地震の翌日は菅総理がヘリコプターに乗っている映像がTVに流れていたけど、原発上空から見たって原発の状況は分るものではない、対策本部で指揮を執るべきだったなどというようなことにまで及んでいました。

原発建設の莫大な費用は、全部電気料金として私達が払っているのだそうです。

福島第一原発事故は人災であることを強調されていましたが、私もそう思う。政府や東電などは想定できない地震のせいなどと天災であることを主張していますが、原発が安全ではないという事はずっと言われ続けてきたことだし、そういった警告に大丈夫だと高を括って何も対策を打って来なかったというのが政府や電力会社の実態です。

             

軽水炉式の原発は機器を海水で冷やすのですが、津波の最初は引き波が起こり、ポンプが働いても海水がない状態になっているので冷却が不能となるって、初めて聞いた話、てっきり押し波が建屋を覆って電源が切れたものと思っていた、外部電源が切れたのは鉄塔倒壊によるものだったけど、高熱を発する原発って冷却できないと怖いものですね。

日本国は北から南まで地震の多発国、地震ってユーラシア大陸の東側から北南米大陸の西側へ環太平洋のところで多発しているんですね。原発のある世界中のどの国をとっても、そういう震源地に近いところには原発は建ててないのに、日本国だけが国中震源地と言えるのにその上に沢山の原発を建てています。ヨーロッパって地震が少ないところなのに原発から脱却しようとする国が増えてるって逆現象ですね、日本国こそが危険を自覚して原発から脱却しなければならないと思うのです。

             

写真がぶれてるけど、これしか撮ってなかったのでUPしておきます。質疑応答している場面です。

時間が無くって太陽光発電の話は触った程度、トリウムを使った原発に対してどう思われるかという質問も出ていたけど、それって昔から原料の一つとして考えられていたけど、今は未だ研究段階という答えでした。

                  gooリサーチモニターに登録!




最新の画像もっと見る

コメントを投稿