ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

NHKよ、それは差別だ!

2010-07-23 05:00:00 | 社会問題
昨日、たまたまNHKの番組を見ていた。7時半からの『クローズアップ現代』というタイトルだった。何故かTVのスイッチを入れると映っていたのだ。普段は野球以外にTVなどは見ないのだが、何故かスイッチを入れてみただけだった。

すると番組では中国では今、ストライキが続発していると言っていた。賃上げの要求を会社に言っても、全く応じてくれないからストライキに至ったと青年労働者は言う。

日本の企業は安い労働力を求めて、東南アジアに進出し、大きな利潤を上げてきました。それは当に他国への援助と称した一種の植民地化であり、我が国の労働者を搾取する以上に大きな搾取をしてきたのだと思うのです。そのお陰で日本国の経済は成り立っていたといえばそうなのかも知れません。

だけどきっと、我が国の経済が成り立っていたというより、企業が大きな利潤を上げていたというほうが正確だと思う。

             

この人はパナソニック電工の社長さん、あってはならないことが起こったと言っていました。何故あってはならないのか、其処のところが理解できないのです。

日本国ではストライキといえば労働基準法で認められた行為です。同様に考えれば中国人だってストライキに訴えて要求を実現しようとするのは当然だと私は思います。日本ではよくても、中国ではいけない、それは日本人から見ると差別でしょう。

いやいや今や日本国でも、法律で保護されている労働者の権利は、労働者自らが擲ってしまって、いくら生活が苦しくてもストライキなどしないようになってしまいました。だから、中国でストライキがあるとビックリしたのかも知れません。

中華人民共和国にはストライキ権という法律が存在するのかどうかは知りませんし、労働組合というものの存在も有るのか無いのか判りません。日本の企業にしてみれば寝耳に水だったのかも知れませんが、労働者とはそうあるべきものだと日本国で育った私は思っています。

             

ストをされると生産が止まり、困ってしまうと訴えるこの番組に出た地元の企業主、バカなことを言うな!賃金を上げてくれないと困るのは労働者の方なのだ!労働者は決して企業の利潤を蓄えるために働いているのではなく、自らが豊かな生活をするために働いているのです。

中華人民共和国は共産主義の国家なのですよ、彼の国家はきっと、資本主義の我が国のように大企業を大事にするより、労働者や農民を大切にする思想があると私は思っています。

中国の労働者よ、頑張れ!頑張って、労働者の存在が何であるのかをしっかりと世界に示してやってほしい。

NHKは、このような状況を報道するにしても、もう少しわきまえたらどうなんだ。ジャーナリズムの退廃が言われて久しいけれど、少し度が過ぎやしないか!

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