ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

小倉遊亀展

2010-03-19 05:00:00 | 展覧会
JRなら灘駅、阪神電車なら岩屋駅に近い兵庫県立美術館で小倉遊亀(おぐらゆき)展が開催されていました。私の知らない人ですが、4月4日までなので、時間があれば行っておこうと思っていました。

まぁ、「時間があれば」等と言っているうちは、なかなか行けないものですが、よっぽど行ってみたかったのかも知れません。

             

美術館の壁に飾ってある作品は、JRや阪神の電車や駅でも紹介されていて、誰かに似ているなぁなどと思っていたので、行ってみようと思ったのかも知れません。

滋賀県生まれで没後10年、105歳まで生きた人のようです。
尊敬する熊谷守一も長寿で97歳まで生きましたが、それを上回る長寿です。

熊谷は文化勲章を辞退しましたが、この人は1980年85歳で貰っています。
それは名誉なことだと思ってのことなのか、貰える物は貰っておこうという主義なのかは、知る由もありませんし、熊谷が文化勲章を辞退したのも、口では晴れやかな人の大勢いるようなところへ行きたくないとは言うものの、実際には文化勲章について何か考えていたのかも・・・それをも知る由がありません。

             

相変わらず、展覧場内は撮影禁止です。訪れる人も多いので、密かにデジカメを出すことも出来ませんでした。

なので、入口玄関に立てかけてあった屏風状の複製の絵で、この人の絵を紹介しておきましょう。

右の絵は結構人気のある絵だそうですが、私が行った日には、他の絵と入れ替えられていて、展示場にはありませんでした。

左の絵は鉢に生けられた梅の花です。確かにこの人は梅の花を描いた絵が多かったのですが、私は他の梅の花の絵で感心したものがありました。他に椿の花を描いたものが多いなぁと思いました。

             

こちらはポスターにもなっていた『娘』という絵と、静物画です。この『娘』という絵をじっと見ていると、人物の手前に花瓶があるのですが、花瓶の口が何故か立体的でないのです。そう見える場合もあるにしても、一直線に描いてしまうのはちょっとしたミスなのかなと思ってしまいました。

あと、女の人がお風呂に入ってる絵があり、湯の中のタイルの線の揺れ具合が面白いなと思ったり、越路吹雪が寝そべってる絵などもありましたね。

全体的に上手なのは判りますが、感動を与えてくれるような絵ではないと、私は思いました。

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