ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

ハッチョウトンボ

2014-07-28 05:00:00 | 田舎

ハッチョウトンボとは体長2cm以下の日本一小さなトンボだそうで、古座川町では町の天然記念物に指定されている昆虫です。東南アジアに広く生息しているようですが、日本では本州・四国・九州で見られますが、環境の悪化から絶滅危惧種に指定している自治体もかなりあるようです。

       

妙見橋から1km、確かに500mほど歩くと“残り500m”の道標、次に見つけたのは“残り200m”の道標、だけど僅か1分ほどしか歩いていません。私が歩くのはそんなに早いのか、いやいやこの齢ですから1分で300mも走れんでしょう。ところが残り200mが長い、なかなか着かないのです。

        

古座川町では休耕田を買い取って保護柵を設けていて、そのような写真を見たことがあったので、柵が見えてきた時は「ここや」と思ったのでした。でも柵の中に設けられた桟橋の入口には網がかけられて入れないようにしてあります。柵の外からじっと眼を凝らしますが、なかなか赤いトンボを見つけることが出来ません。飛んでるのは灰色の普通のシオカラトンボばかりです。

             

やっと隅の方で飛んでる姿を見つけたので写真を撮ったのですが、手前のトンボにピントを合わせたつもりが、知らん間に止まっていた奥のトンボにピントが合っています。

             

柵の中ではなかなか見つけられないのでもう少し奥の方へ行くと水が張られた田んぼのような所が有り、そこで観察していると数匹のハッチョウトンボを確認、枯れ草に止まっているトンボを撮ります。近寄れませんから望遠で14~5枚写真を撮りましたが、半分ぐらいはピンボケでした。

             

でもこうやって写った写真を見てみると、2cm以下には見えません。確かに生で見ていても2cm以下には見えないのです。5cmぐらいは有るんではないかとさえ思っていましたから、これってホントにハッチョウトンボなのかと疑っています。でもネットで見るハッチョウトンボのオスはこんな色です。

         

毎日のように人が来て写真を撮るので、ここのトンボはなるべくポーズをとってくれているような感じを受けるのですが、そんなことはないのでしょうね。もっと奥へ行ってみようと歩いていたら塚のような木の群れ、古墳ではないのかと思ってしまいますが、古墳ではないのでしょう。ずっと奥へ歩いて行くと、またハッチョウトンボの道標、残り200mと書いてあります。まだ有るんかと思ったのですが・・・

  

よ~く周りを見てみると、訪れた時に見た道標と同じ物だと気が付き、一周回って元の位置に帰って来たのでした。航空写真で見ると、このパノラマ写真では私は北から南を向いていることになります。こんもりと茂った木々はやはり古墳のようであり、周りは田んぼや畑、上から見るとハート形をしていました。是非Googleや国土地理院の航空写真で和歌山県東牟婁郡古座川町直見で検索してみてください。妙見橋から東の方角にポツンとハート形をした塊が有りますから。

             

ハッチョウトンボの赤いのはオス、湿田ではメスを見かけませんでしたが、それは草に紛れ易い色をしているから、見つけられなかっただけかも知れません。帰り道のアスファルトの上でメスらしきハッチョウトンボを発見、こう見ると小さいですよね。私は歩いたのでこのトンボを見つけられましたが、車で行ってたら見つけられなかったでしょう。でも車で行くことは十分可能です。


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