ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

神水瀑

2014-07-29 05:00:00 | 田舎

5月に串本へ行った際、一枚岩の鹿鳴館で古座川風土記という本を買って、しばらくは読んでいたのですが、1ヶ月以上串本には来なかったので大阪の家に放置していました。今回串本に行くにあたって持って行こうと思っていたのに、忘れてしまい、最近は本当に耄碌してしまったものです。何処へ行くにも、時計かスマホのどっちかを忘れる毎日、自分の人生に緊張感が無くなったせいなのかも知れません。風土記にはあらゆる角度から掘り下げられた話が載っており、古座川近辺を歩き回るにはもってこいの本、この本を読んでいると至る所に行きたいと思うようになります。

       

風土記の中でうろ覚えでしたが、直見の近くに滝があった筈だと思っていたのですが、姫の家にあったたんけん絵地図を見ていると、明神橋を直見の方に曲がるのではなく、明神の方に曲がって、明神小学校の先に神水瀑という滝が有ったので、天気の良くなった22日に行ってみることにしました。小学校を越えてすぐに山へ入る道が有ったので、道路脇に愚車を停め、歩いていくと当に神水瀑への道標が立てられていました。季節はもう夏ですが、田植え前の田んぼのように水が張られているのを見て、何故今頃なのかが不思議でした。

             

この林道の左側を川が流れていますが、道はGoogleの地図には載っていませんが、航空写真からは道が有るのが分ります。道標には歩いて5分と書かれていましたが、3分も歩くと静かに流れ落ちる滝が左手に見えてきます。

             

林道からしか見えないので少し遠い感じがします。もう少し近寄ってみたいと思うのですが、近寄る手だてがありません。きっと登り口から川を伝って歩けば、滝壺の傍まで行けたのかも知れません。

             

あまり人が来ないのか、ゴミは落ちていませんし、滝壺もきれいでした。

             

マップには落差約10mと書いてありましたが、10mも有るようには見えません。白い布を張ったような水の色を見ていると、大正時代にこの地を訪れた鷲田碌翁という絵師が神水瀑と名付けたそうですが、私はその名を付けるなら漢字は神垂瀑と書いたほうが良かったんじゃないかと思いました。

 

マップにはこの林道が記されていませんので、この道が何処へ繋がっているのか、また行き止まりになっているのか分りませんでしたが、少しだけ登ってみました。すぐに橋が架かっており、川は林道の右へと方向を変えます。どんどん上まで行くと帰りに時間がかかるので、すぐに引き返し、県道に戻ったのは11時20分ごろ、次は潤野の三冠山か峯の薬師堂を目指そうと考えながら、立合トンネルの手前で旧道に入ったのでした。


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