ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

清盛ドラマ館

2012-03-09 05:00:00 | 神戸にて

先週金曜日、丁度一週間前ですが、神戸で労働組合主催の退職説明会がありました。会社主催のものは勤務時間内に催されましたが、こちらは組合行事ですから年休です。今思い出すと、入社した時に労働組合の話が行われ、勧誘されたのは時間内だったように思います。現大阪市長なら目を三角にして怒るのでしょうが、当時としては当たり前のことだったのですね。それは管理者といえども労働者出身(管理者も労働者ですが)で、その頃の70年安保を巡る情勢からも必要性を認めていたのでしょう。

神戸へ行くのは随分久し振りという思い、11月には灘の方へ行っていましたが、駅はJRで言えば六甲道まででしたから、神戸駅に行くのは久しぶりなのです。朝から激しい雨が降っていて、雨さえ降ってなければ、久し振りに湊町の『赤ちゃん』へ行きたいと思っていたのですが、3時に終わった頃には雨は止んでいたのに、道が濡れていたので行くのは止めました。

会社の退職者説明会とは違い、こちらは100人以上の参加者がありましたが、知っている人は誰一人としていません。今回の目的は退職しても従来と同様に扱える保険や共済などの引き継ぎと、退職者の会への勧誘です。主に組合側の利益になるようなことばかりをあれこれ述べながら私たちの利益になるような思い込みをさせているような感じ、組合の利益になるなら当然参加するとすれば個人の年休で参加するのはおかしいのです。

             

お昼は弁当が出ました。どうやら退職を祝ってくれているのか赤飯でした。これなら一食1000円以上はしそうですね。でももう働けないと思うと祝ってなんかいらないというのもホンネです。こいつらは労働者の思いを何も解ってないというのは、どうやら今も昔も変わりません。

驚いたのは来ていた組合の役員も一緒に同じ弁当を食べたということ、私たち退職者は遠いところからわざわざ呼ばれて来さされたのですから昼食ぐらい出ても当然かとも思うのですが、「お前らは役員という役目で来てる、仕事に来てるやろ!」というのが私の思いなのです。私たちが仕事に出て昼食を食べるのは自費なのは当たり前です。それに比べて役員も一緒にただ飯を食うというのは如何なものか、こんなことを思ったのは私一人だけなのか、訝しがってる人は他にいる様子もありませんし、役員自ら悪いなという思いで食べている様子もありません。平然として食べているのです。役員が自腹を切って私たちに御馳走してくれたのではないでしょう、弁当は私たちが払った組合費から出てるのです。

             

だいたい11時に始めて昼の休憩を挟んで3時ごろに終了したのですから、私としては9時ごろから始めて12時には終われよという思い、昼は久しぶりの神戸で自分の好きな物を食べたいというのが、私の考えでした。

3時に終わって、夕食を食べるにも早いし、一人で神戸くんだりで飲むのもいややし、そういえば神戸駅前に『平清盛 ドラマ館』が出来ていたのを思い出し、行ってみることにしました。駅前から現場までズゥーッと矢印が続いています。何処であるのか知らなくても行けるようになっていました。

                       

着いてみると閑散としています。入場料は無料かと思っていたら有料でした。中央市場近くにある歴史館とのセット入場料がお得で700円、駅に置いてあったパンフレットを持っていると1割引きになるとか、ラッキー!駅でパンフレットを取っといてよかったと思ったのでした。

残念ながら陳列物の撮影は禁止です。でも誰も居ぬ間に1枚こっそり、清盛の撮影に使った小袿です。最初は誰も居なかったのに急に団体が入ってきて、騒がしくなったりします。

             

ここだけ、撮影が許可されています。松山ケンイチが清盛の役で立っているのではありません。そんなことならこの囲りは若い女どもでいっぱいになってるはず、私などの入る隙も無かったでしょう。これはそっくりの人形ですが、私は本物はもうちょっとブサイクだと思っています。

ここにも団体客が押し寄せてきて、我も我もと人形の横に立って撮影するので、私はそれらの人たちが去るのを待っていなければならない羽目になってしまいました。最初の写真の足元を見てもらえば分かりますが、ここに立つようにと足跡が付けられてあります。

             

入場してから1時間ほど経っていますが、混んでなければ20分程度で回れるような大したことない催しでした。人混みでどれだけ待ったかが解ろうというものです。

神戸と尼崎で働いた期間を合計すると7年になります。その間清盛については何も知らない間にも、所縁の地へは随分足を運びました。大和田泊り清盛塚平相國廟祇園神社敦盛塚願成寺や善光寺七宮神社腕塚・胴塚鵯越生田神社等々、残っているのは主に神戸時代に廻ったものでした。

『KOBE de 清盛 2012』のイベントは来年の1月14日まで開催していますが、さて残ったチケットの半券・歴史館に行ける日はあるのでしょうか。

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