ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

企業倫理

2005-11-25 11:44:06 | 社会問題
我が社の取締役社長・森下何某は、私の一昨昨日・一昨日のBlogの①・②を踏まえた上で考えると、企業倫理の最大の定義について、「お客様に○○○グループのサービス、商品を安心して利用していただく。お客様に安心してサービスを使っていただくこと(○○○は会社名)」と述べています。

なぜこんな恥ずかしい言葉を躊躇いもなく言ってしまうのか・・・?

『安心して』がついていますが、お客様に我社のものを利用していただく事こそを『企業倫理』の最大の定義にしている訳です。このまま解釈すれば、他社のものを安心して利用していただいては『企業倫理』の定義に反することになりかねません。

こんな自分本位な勝手な『倫理観』があるでしょうか?
『倫理』とは自分本位であることを認めるものなのでしょうか?

『○○○グループ』がなかったら、あるいは正解なのかもしれませんが、『○○○グループ』があるためにひどい倫理観になってしまっている訳です。

続いて、お客様に「安心」「安全」「信頼」のサービスを提供することが○○○グループの最大の使命で、そのために社員一人ひとりが高い倫理観を持って業務に取り組めと・・・取締役社長自らが倫理観のないことを述べておいて、他人に強要しても誰が本気に取り組むでしょうか。取り組んだとしても取締役社長・森下何某の倫理観の域を出るものではないでしょう。

この間、2冊の本を読みましたが、『企業倫理とは何か』では、PHP研究所の本なので松下幸之助の話が出るのですが、死の間際に「社員は幸せに働いているか?」と問うたそうです。あるところでは、「社員を大切にしない企業はだめだ」とも言い、たいそう社員に気を使ってる社長あるいは会長の姿が映し出されています。
企業間では「向こうも立つし、こちらも立つ」共生の理念を述べています。

我が社の取締役社長とは大違いです。
時代が違うと言うなかれ、倫理観というものは、時代と共にコロコロ変わるものではあってはならない筈です。

労働者いじめの体質といい、社長の倫理観といい、我が社の『企業倫理』はどうなってるんや!!