おはようございます。
第5章の、商品化計画の立案に話を進めます。この章の節を箇条書きします。この本の節にも、そして項にも、それぞれ1行の内容のまとめが書いてあります。その1行も節の名称の次に記載しています。これだけでも十分に内容が推測できそうに思えます。
1)計画を十分に検討:不確実性の課題に対応する解決策を柔軟に想定しておく。
2)良いシナリオの条件:自分の立場を離れられるまで十分に全員で議論する。
3)課題共有の簡易な方法:簡易なシナリオ作成手法が新規商品の開発に有効。
4)既存のビジネスモデルが基本:革新的な新規商品の販売手法には自由度がある。
5)最適性より冗長性:2つの商品を少しの時間さで同じ担当者が開発しよう。
6)似た商品を準備:新規商品は売れない前提で次のモデルを準備しよう。
7)解決策を体系化:導入テストをテスト法の実験だと認識しよう。
章の題名に続け、概要をはじめに書いています。全章に、節の前にです。この章の文を転記します。
『本章は、商品化計画を立案する時の注意点を説明しています。なお、既存の営業チャネルを優先することが本書の前提条件です。計画段階における商品企画の担当者の心がけを一言で言えば「急がば回れ」です。
採用する革新的な技術と狙う市場と商品の特徴を同時に決定します。これには直観力と良い手段が両方必要です。経験がなければ外部の経験者に支援を依頼すれば安全です。商品が狙う市場を正確に定義し、開発計画をまとめる方法は、システム構築の要求作例や計画策定に似ていると思います。大型のシステム開発と大成功を狙う新規商品に類似性がある上に、商品の成功不成功におけるソフトウェアやサービスの比重が増えているからです。』
上記の説明は妥当のように思えます。販売チャネルを買収するような経験をしたことはありません。ワープロ以外、他社へOEMして成功に繋げました。明日以降、私が商品企画課の課長としてそれぞれの担当者に実践してもらった成功事例をコメントします。悪文のため長くなりすぎ、分かりにくくなるかもしれません。すみません。
今日はここまでにします。