坪内正人Blog

「見る・聞く・言うそして熱き心で動く」
これが私のコンセプト!

ふるさと景観を求める心

2006-07-09 17:47:24 | 今日の出来事
 自分自身と、自分の住む地域へのアイデンティティー欲求は、生物としての人間が当然感じる、居住場所や居住地域への最も基本的な態度ではないでしょうか。

 中国の山水画などに見られる「背山臨水の地」・・・安心する景観の代表ではないかと思います。

 つまり、山・川・農村・・・「水のある景観は、他の何にも増して高い評価を得る」と言えるのです。なぜなら、ふるさとの条件は安心感が必要だからです。

 例えば、都市の地下空間が典型的ですが、地形、植生に無縁で方位も不明、自らの居場所を確認する何らの手がかりもありません。せいぜい文字や記号で表示されたサイン類を読むことでしか、自らの位置確認ができませんよね。・・・こういう場所では、やっぱり心の底から「安心」はできないんです。

 逆に、例えばいくら良い旅行、海外やあるいは国内の名所を旅しましても、旅行を終え帰路につき我が家が近づくと、見慣れた風景景観が目に入ると、やっぱりどことなし「ホッと」するものではないでしょうか。


 
 こんな「ふるさと景観を求める心」を癒してくれるものの大きな要素に「川」があります。本日、我が地域を流れる「ふるさと景観」をなす「小畑川」の清掃をいたしました。そうです、「小畑川クリーン作戦」です。


 校区の「青少年健全育成推進協議会」と「ふれあい都市長岡京市民運動実践協議会」が主催で、各自治会、地域住民をあげての参加により、ほんとうに見違えるほど綺麗になりました。


 
 「ふるさと景観を求める人々の心」を癒してくれる、そして安心感を与えてくれる小畑川・・・・私は、清掃後、小畑川沿を歩きながら一人こんな思いで見つめていました。