きらん草
「きらん草オルガン洩るる礼拝堂」 大塚 敏子
（花の歳時記より）
お彼岸の前に
お墓の掃除に行ったときに
擁壁の排水管に咲くスミレを見つけました。
掃除をしていて
ふと見上げると、薄紫のスミレが茎を
一生懸命伸ばして僅かな木洩れ日を
浴びようとしていました。
これは上から撮った画像です。
よく水に流されずに、排水管の先っちょに
とどまったね。
ど根性スミレ！野草の生命力に感動しました。
そしたら、その真下にあたる所に
まだ咲いていないスミレを発見！
そばにいて丁度鍬を持っていたおっさん２に
「ねぇ！これ取って！」と言って
４株ほどあった小さなスミレを掘り上げて
もらいました。
そして帰って
鉢に植えました。
その前日には
日陰で消えかかっていた黒葉すみれを
救済して鉢に植え替えたところでした。
そして２１日の
NHKの趣味の園芸は
万葉の花すみれでした。
世界のすみれはこのように木に咲く花の
ようですが、（これには驚き！）
北上するにあたり寒さ対策で草になったそう。
万葉の頃から
たくさん歌に詠まれています。
万葉人に愛されていたスミレ
でも日本のスミレの多くは
絶滅の危惧に・・・・・
それで・・・・
我が家周辺に咲くスミレを探しに・・・・
去年は確か・・・この辺りに・・・・
アッ！いました。
タチツボスミレ
ほっと一安心ですが、周辺には仲間はいません。
５～６ｍ離れたところにまた一つ・・・という
感じで咲いています。
陽当りは良いのですが、保水性のない土手に
咲いているので、環境は決していいとは言えません。
どうか環境に負けずに
生き続けて欲しいものです。
得意の種飛ばしで・・・・・
菫、すみれ、スミレ漬けのこの頃でした。
清廉で高潔な菫が大好きです。
今日も来てくださってありがとうございます。