経営がブシロードに変り、売上好調な新日本プロレス(だそうです)。
久しぶりに気になって、テレビ朝日の深夜枠での放送を録画して見た。
なんていうか、結構もりあがってるじゃないか、という感じ。
もちろん構成、編集の印象もあるのだろうけれど、
マニアックな熱気とは異なるお祭り感があったのでは。
これ、UWFからリングス、プライドを経てUFCへはつながる
MMAの流れが一段落したこともあるかもしれないけれど、
もうひとつ感じたのが、気持ちのデフレスパイラルからの脱却。
息苦しい時は、ガチなものしか信じられない、というか支持されない。
身体を張ってボロボロになった話か、
その逆に大成功した金ピカの自慢話しか耳を傾けてもらえない。
気の利いた虚構など、しょせん只の作り話と歯牙にもかけられない。
そんな気分の終わりを暗示しているようにも思える。
リングの上での虚構、いいじゃないか。
それを見せることができるのは、ガチで努力した者だけなのだから。
そんな時代の潮目を、録画した映像越しに空気に感じた。
ただ、でも、その潮目を誰が、どう作っているのか、
その辺はちょっと気にしていた方がいいかもしれないなぁ。
プロレス復活の兆しを喜びつつ、
いろいろ思いを馳せてしまう新年の風景なのでした。