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TRASHBOX

日々の思い、記憶のゴミ箱に行く前に。

恩師の遺体が空手の大会で勝利するまで

2017年09月24日 | 夢日記
小林先生がなくなった。もっとも小林先生という呼び名は覚えているのだが、もともとどこでお世話になった方だか皆目見当がつかない。ともかく亡くなった以上、棺に入っていただき、しかるべき場所にお運びすることになった。ご遺体は、ドラキュラ映画で使われるような、変形6角形の立派な棺に、保冷剤的なものと一緒につめられた。自分の車(現実では所有しないのだが、なんか後ろにキャリアのついた四駆だったような)に乗せてどこかに向かうも、交通事情で先に行けない。やむなく、自宅に持ち帰り、寝室の隣の部屋に置かせてもらった。ここ、別に温度調節ができるわけでもなく、保管にはよろしくないのだが。

夜中、ガタンと音がして目が覚めた。恐る恐る隣の部屋を覗くと、棺のふたが開いて、ご遺体が上半身を起こしていた。あ、硬直で立ち上がったのかと思い、また明日なんとかしようとベッドに戻ったのだが、先生というよりは若いの男の身体に見えてのが気にはなった(そのときは眠気の方が勝っていた)。

また少して寝たら、ドアが開いた。若くて長身の男が裸で出てきた。さっき立ち上がっていた身体だ。驚いたが、思ったほど怖がっていない自分も不思議だった。「出かける(あるいは、世間に戻る)から着るものをくれ」と言った。でも死者が復活するからには、替わりに俺の命を奪うのではないかと警戒したが、とりあえずタンスから、洗濯済みだがいちばんボロボロで引退寸前のパンツを渡した。

男は出かけて、空手の大会に出るという。昔オレンジ色の帯をしていたのだが、それは何段あるいは何級かと聞いてくるのだが、自分の知っている流派ではオレンジはなかった。テコンドーならあったかもしれない。ともかく、そんな大会あるのかと思って一緒に歩くと、それらしき会場があった。男はなんのためらいもなく申し込みすると、30歳くらいのビジネスパーソン風のきれいな女性が受付をしてくれて、既に準備を済ませていた相手といざ対戦となった。

しかし、男の存在はいつのまにか当の女性に憑依というか入れ替わっていて、したも空手のはずが両者竹刀をを持っている。女性の衣装は半裸に近く上半身の胸の部分が見えそうだが、目は鋭く相手を見据えている。いぶかる間もなく、女性は竹刀を一閃、なんと相手の頭部がまっぷたつに避けて中身が見えている。これは助からないだろう。

と思っていると、また例の男にもどった女性(ややこしい)、が、元々の恩師小林先生の口調で話す(ますます、ややこしい)。「すぐにくっつければ大丈夫だ」。で、対戦相手の割れた頭を両手で持ってぐっと力をこめると、どうやら元に戻ったようだ。ということで、一件落着な気分で目が覚めた。やはりご遺体の保存は、しかるべき場所で行うべきである。