TRASHBOX

日々の思い、記憶のゴミ箱に行く前に。

僕たちは、実はひっそりと負けていたのかもしれない

2012年06月24日 | 雑感日記

勝ち組負け組とか、会社員とかフリーランスとか、与党とか野党とか、
分ければ分けるほどややこしくなるけれど、
いっそこう考えてみたらどうだろう。

『どこの誰であろうと、自分たちは既に負けている』

せせこましい例で言えば、イマイチな企業の勢力争い。
誰が部長でどこが本流で、とかやってるうちに、
外堀は埋め尽くされている(もしくは周囲には誰もいない)。
そんな状況があちこち点在している気がする。

もちろん、俺は俺で俺の王国を築くのだ、だって結構。
でも(一部だけど)そのクールな態度の奥に
何かを諦めた人間の哀しみを感じてしまうのは気のせいだろうか。

ゼロ、というかマイナスからスタートを切る。
そんな覚悟の持ち方の方が、今の僕にはしっくりくる。
さて、そろそろウォームアップを始めるよ。

淡路島カレーの残念

2012年06月23日 | 食べたり飲んだり

新橋から銀座方面を腹をすかせて歩いていたら(<これ危険!)
目に飛び込んできたのが「淡路島カレー!」(注:「!」はイメージです)のポスター。
どうも最近流行のご当地ものアンテナショップの模様だが
(食のブランド「淡路島」推進協議会、がやってらっしゃるそうです)、
それにしても「淡路島」という地名のシズル感はハンパない。
空腹気味のオヤジには尚更だ。

ご当地アンテナ系ショップの多くはコストパフォーマンスが高い。
運営母体による違いはあるのだろうが、その提供物にはPR的な側面もある訳で、
客にとっては嬉しい存在だ。……なのだけど、メニューを見ると値段は580円から。
それもスモールサイズの様子。うーん、ここはちょいと食い足りないなぁ。

ま、でも淡路島だしカレー(好きなもので)だし。意を決して(大袈裟か)入って注文。
ほどなくごらんのひと皿が。

で、お味はなかなか、よござんしたよ。スパイスの効き具合もほどよくて、
トッピングの玉ねぎのフライ(島の名産のひとつ?)もいいアクセントでした。
でもやっぱり、なんというか、立ち食い(夜は名産品で一杯飲める模様)でこの値段は、
続かないなぁ。一見さんから進化できない気がする。

なんていうか、ご当地ものならではの「お得感」が見つけられなかった。
全体的にとてもよくできている、というか、どこかのコンサルさんが入ったのだろうな、
というしつらえが、却って何か忘れさせてしまったのだろうか……。
「オラが町」の食いもん、みたいな空気も含めて。

えーっと、ホント、これ個人の感想です。
でも地方が元気になることの大切さをひしひし感じる西日本出身のオイラとしては、
近隣の県の高校が甲子園で負けてしまったような口惜しさとともに店を出たのでした。
頑張ってくだされ!

飛び級あれこれ

2012年06月06日 | 雑感日記

優秀な高校生は2年でき卒業を検討するという
いわゆる「飛び級」の議論が意外に面倒、というか不思議だ。
ちょっと思いつくだけでも、こんな感じ。

「学力格差が広がる」

→上下の差という視点ではなく、
 上限をより高めていく、可能性を広げていくという話。
 日本の選手が大リーグでプレイしてもいいじゃないか、みたいな。
 そんな心配よりも、地域間の格差を考えるのはどうだろう?


「学校で身につけるのは学力だけではない」

→人間、生きてる限り、そこが学校だと思う。
 何かを学ぶことが皆一律の環境でなくては、というのは
 どこかおかしいのでは。


「教育現場が混乱する」
→生徒ひとりひとりへの木目細かな指導が大切、
 という話はどこにいったのだろう。
 人生は混乱の連続だ。
 

もちろん「飛び級ですべてが上手くいく」なんて訳はない。
でも選択肢が広がることと、人それぞれが違うことへの受容性。
これからの社会には、とても大切なことだと思う。

ただし、飛び級で失敗しても、
ちゃんとリカバリーショットが打てる仕組みは考えておいて欲しい。
チャレンジとはギャンブルではなく、歩き方のひとつだと思う。